旧安倍政政権が官房機密費=公金=原資は税金とみられる資金100万円を、なんと選挙対策に使っていた疑惑が出て来ました。
国民から「吸い上げた」お金→当時安倍首相は国会答弁でそういう表現を使ってUFOキャッチャーのクレーンみたいな仕草をしてました…
を直接、こともあろうに自分たちが権力の座に居続けるための選挙資金に、無断で使ったとしたら…
それはコソ泥ですよね。官房機密費というのは、そういうものなんでしょうか?
(そういうものだということを、とっくの昔に、私は身をもって知らされていますけど)
法律を決めるのと共に、税の使い道を決める国会審議など、本当になくてもいいものになります。
そして、これが「たったの百万円」だと、百万円だけがこうした行為の「すべて」で、あとはすべて正当に使われていると…
信じる人がいますか?…まあいるでしょうけれど、それは何とも無理やりな擁護ですよね。
官房機密費や予備費(コロナ禍以来増大している)などを、そもそも国民が働いて稼いだお金を、勝手に使ってしまうような泥棒たちに…
政権を担当する資格は皆無です。
当たり前のこと。
もう「取られちゃた」税金だから、あとはどう使われるかなんて関係ない、という風に感じる人は…
私たちの社会がどういう風に出来ているのか、小学校の教科書を読むレベルから勉強し直してください。
江戸時代じゃないんだから。
いや、感覚的には江戸時代の農民のまま、現代を生きている人がたくさんいるの…かも。
精神的に、大変な「未開発国」。
ということを、世界の人は知らないのでしょうけれどね。知られたら、どれだけ驚かれて、また馬鹿にされることか…。
ほんと恥ずかしいことですよ。これ以上恥の上塗りをしたくないのなら、ああいう手合いは早々に権力の座から引きずり降ろさないと。
我々にはそれが出来るんですから。
そして、自民党やその補完勢力(公明維新etc)があんなに傲慢になってしまった原因は…
我々国民が愚かな「め〇ら支持」をして、あるいは政治に無関心になってしまうことによって…
彼らを長いこと、甘やかし続けて来たからですよ。本当に悪いのは私たちなんだということを、自覚しましょう。
最低限、次に選挙があったなら「自・公・維・国」以外のところに、もうそれ以外ならどこでもいいから投票しに行く。必ず行く。
どんな遊びの予定があっても、仕事があっても、期日前投票を必ずする。
とりあえずはそれしかないです。まずはそこから始めないと、何も動かないのですから。
それだけで何かがすぐに良くなるわけはなく、この30年で壊れ切った社会を、ボロボロのまま手渡される次の政権は…
塗炭の苦しみを味わい、手詰まり感に陥り、見た目は「何やってんだ」になることでしょう。
でもそれは、ここまでの十数年、とんでもない政権を甘やかして維持してきた、我々自身の責任なのだから…
「ごめんね。がんばれ」と思って、一緒に耐えて、立て直しの苦しみを乗り越える以外ないです。
まずはそこから始めないと、何も動かないのですから。
甘やかしといえば、イスラエルのネタニヤフ政権も、酷いものです。
国連総会の場に、パレスチナを国連に加盟させる決議案が提出されました。
日本を含めた143か国が賛成。イスラエルと米国を含めた9か国が反対。英独伊など25か国が棄権。
ということで、可決。
日本が米国とは違う独自の考えを示して、反対も棄権もせず、賛成票を投じたことに拍手したいです。
パレスチナの国連正式加盟には、安保理によるもう一段階の決議が必要なので、米国が拒否権を発動するかどうかが注目されますが…
重要なのは加盟そのものが成るかどうかではなくて…
もはや戦闘ではなく、一方的なパレスチナ人殺戮を続けるイスラエルに対して「NO」を突き付けることで、世界が結束していること。
その趨勢を、日本の外交筋も理解しているのでしょうけれど。
米国を含めた「欧米先進国」が、もはや世界の中で孤立し、支持と信用を失いつつあるのだということをちゃんと理解して…
独自の外交をしないと、時代の節目を見誤りますからね。
軍事的な同盟国であろうと何だろうと、是は是、非は非、でしっかり意見を述べられるようでないと…
独立国家とは呼べないです。
そらはともかく、この決議会場で、決議事態に抗議するという意思の表明として…
イスラエルの代表が、透明なハンディシュレッダーを手で頭上高く掲げて…
その中で「国連憲章」をバラバラにシュレッドしてしまう、というパフォーマンスをしました。
国連脱退の意志ともとれる行動。
イスラエルのネタニヤフ政権は、この行動にも見える傲慢さを、ここへ来て募らせています。
あまりのことに、さすがに見かねた米国政府も、ネタニヤフが計画している「ラファ侵攻」を中止しないと…
これ以上の武器供与を停止する、と警告(だけかも)を発していますが…
ネタニヤフは、たとえ我が国一国になったとしても「それ」をやり遂げる、と発言しています。
そして、ガザ地区からエジプトへの脱出口(生きるための物資の搬入口でもある)を塞いだ上で…
さらなるジェノサイドを進めようとしています。
意味するところは、ガザの住民200万人を一人残らず殺害する、ということなのでしょう。
ネタニヤフ政権は、パレスチナ人は赤ん坊まで含めて「ハマスである」と言っていますから。
まあこの仕打ちのもとでは、親を殺された赤ちゃんも「未来のハマス戦闘員」になりかねないですが。
そして、欧米の大学でパレスチナ連帯の行動が盛り上がっている状況を見て…
彼ら、非パレスチナ人の外国人大学生たちも「ハマスである」と。
ハマスというのは、もはやイスラエル政府に物申す人間全員、になってきたようです。狂気の沙汰。
要するに…
かつてナチスがユダヤ人にやったホロコーストと同じこと(もしかするとそれ以上に発展するかも)を今度はイスラエルがやると。
これは、昨年10月のハマスによるロケット弾攻撃が云々、の話ではもうなくなっています。
この21世紀の現代に、我々が頂いているこの同じ空の下で、民族絶滅の試みがなされている。
そしてそれは、中東情勢を通じて、私たちの暮らしをも直撃することは間違いない。
この事態に「中立」などと言って傍観しているのは、まさに目の前で人殺しが行われているのに…
無表情でスマホかなんかいじっていることに等しい、人間であることを捨てた不気味な行動です。
でも、イスラエルの政権がこんな人非人政権になったのも…
長年、それこそ70年以上に渡り、米国が彼らを甘やかし続けて来たからです。
権力は、監視することなく、するに任せていたら「必ず」腐敗する。必ず、です。
そのことを、いま私たちは強く心に刻み、本気で反省するべきではないでしょうか。