アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

(三重県)8年ぶり、変わらない鳥羽。

2010年06月02日 | 『アンを探して』7000キロの旅<アン旅>
5月31日は、三重県・鳥羽の旅館胡蝶蘭さんを訪ねました。
・・・

年中胡蝶蘭の咲き誇る温泉旅館...。
・・・
もちろん、宿泊ではありませーん。
ここは私にとって思い出の場所でもあり、
お世話になった皆さんに会いたかったのです。
///
大学卒業後、沖縄で仲間と共に短編映画を制作しつつ
フリーランスで映像の現場で働かせてもらっていたのですが
2002年、在学中にカメラ助手をした
ガニオン師匠の次作『KAMATAKI-窯焚-』の
助監督のオファーをきっかけにカナダ行きを決意。
カナダでの衣食住などの渡航資金を貯めるため
5ヶ月間派遣社員として働いた場所が、胡蝶蘭なのです。
・・・・
沖縄を出ての仕事、着付け、
着物での所作、寮とはいえ一人暮らし。
初めてのことばかりで、心細く
中休みがあるものの早朝から深夜までのお仕事は
ハードで、後悔したこともありました(笑。
でも、優しい同僚・厳しくもあったかい先輩に恵まれ、
楽しい日々を過ごすことができました。
・・・・・・
それにしても、8年前の風景と...
全然変わりませんでした!
見てください、この海の色!!
旅館に入った瞬間、ほんのりと香るお香と、
少し湿った温泉の香り。鳥羽での5ヶ月間が一気に
フラッシュバックしました。
8年前と少しも変わらない、立ち姿のカッコイイ女将さん。
「えらい出世したなぁ~」
さちさん、ちよさん、あけみさん、こわやさしく(笑)、
何より明るい(笑)先輩たちも現役ばりばり!
全然変わってなくてびっくり!(ちよさん、むしろ若返った?)
胡蝶蘭の若女将中村さんは
野外の映画祭や鳥羽の鳥羽の若女将の集まりで新スィーツを
開発するなど鳥羽を楽しくするアイデア
そして行動するパワーでいっぱい。
手土産にいただいた「KUKI」も
鳥羽でしか買えないオリジナルスィーツ。
包装も、リサイクルできるかわいい手拭い。
もちろん美味しい!!(画像をクリックすると拡大します)
・・・
慣れない仕事に泣きたくなったり
ホームシックになったりという日々を乗り越え
5ヶ月ふんばったことは
その後の大きな自信にもつながりました。
・・・
様々なお客様の「旅」をおもてなしするなか
様々な一期一会がありました。
私の初監督作が「旅」を扱うものになったことも
決して偶然ではない気がします。
・・・
みなさん本当に、お世話になりました~~!!
料理長「たかちゃん、こんど映画だして~や~」
ちよさん・さちさん「ジャパニーズ・マフィアの役でな~」
『アンを探して』は三重県では伊勢・進富座で
9月4日から二週間限定で上映です。
ぜひいらしてください!
※料理長、まっちゃんさん、田中さん『赤毛のアン』
読んでなくても全然大丈夫、むしろ男泣きする映画です~(笑!
たかこ

(京都)「アンを探して」マリの夫として写真で登場する建築家とは...?!

2010年06月02日 | 『アンを探して』7000キロの旅<アン旅>
ヒデとロザンナで一世を風靡したロザンナさんが
映画初出演している本作『アンを探して』。
劇中で、マリの、亡き日本人の夫は
著名な建築家だったという設定があり
一枚の男性の写真が飾られています。
映画を観てくださった方から、その夫の写真について
「あの写真はヒデさんですか?」という声も多いですが、違います。
・・・
実は、現在現役でバリバリ活躍なさっている、
実際に世界的に有名な建築家・竹山聖氏の
若かりし頃のお写真です。
・・・
竹山氏は、私が助監督として参加した映画『KAMATAKI-窯焚-』で
美術監督として参加していただきました。そのご縁で、
亡くなった方の役ではありますが、マリの夫役をお願いしたところ
心よく引き受けてくださり、さらに劇中で使用する
建築物の写真もご提供いただきました。
・・・
ということで、大阪・京都・東京を拠点に
大活躍している建築家の竹山聖さんの
オフィス・アモルフにお邪魔しました。
・・・
エネルギッシュに、たくさんのプロジェクトを同時進行している竹山氏。
私が実際に訪れたことがあるのは、
KAMATAKIのロケ地の一つでもある
べにや無何有さん←HPは必見。
見ているだけでホゥとため息がでてしまいます。
こちら、みせていただいたのは、
最近完成した大阪にあるいづみ保育園。
・・・

・・・

・・・

空間を大胆に使い、開放感のあるデザイン。
・・・

・・・

こんな保育園で、育ちたい(笑!
子どもたちが羨ましい。
・・また、こちらは現在進行中の建物群。
保育園から図書室、ジムの一連のデザインを担当されているとか。
建築物ではなくこうなるとその名のとおり「町づくり」ですね!!
「学び」「アート」「環境」をテーマにした
も現在工事が進んでいる!
・・
こんなふうに数々のプロジェクトを実現してる竹山氏ですが、
もちろん、設計はしたけれども実現にいたっていない
建物もたくさんあるとか。
また、アイデアがあり、設計(脚本)があり
多くの人が関わるからこそ、
自分の持っているディティールにこだわり現場を
チェックするのも重要な仕事とおっしゃっていました。
「映画と建築」
共通する部分が多いねぇと盛り上がりました。
・・

京都では、映画で杏里の描くイラストを描いてくれた
京都在住のアーティスト大槻香奈さんも訪問
・・・
同じく京都在住のアーティストの川村淳平君とも再会。
彼はガニオン師匠が監督し、私がカメラ助手を担当した
ポスタービジュアルを担当してくれました。
ガニオン監督とは6年ぶりぐらいの再会です!
・・・
・・・
・・・
古都京都は、歴史があってかつ、最先端で。
京都の今を感じたアン旅一行でした!
・・・
・・・
たかこ

Day #39(京都)北山にあるCafe&ギャラリーKaze風さんで至福の時

2010年06月02日 | 『アンを探して』7000キロの旅<アン旅>
さて~~7000キロの旅、
ますますアップデートが追いつかなくなっています(焦
「アンを探して」Twitterはリアルタイムを心がけ、訪ねた場所でのラジオ出演情報なども
つぶやいております。 ぜひ皆さん Followして下さいね☆) 
さて、先日2010年5月29日(土)、アン旅テントむしは
 映画『アンを探して』を完成前から熱心に応援・サポート
していただいているご夫妻が経営する
 Cafe&ギャラリーKazeさんをおたずねしました。
 まず、見てくださいこの絶景!! 
もう、私の稚拙な言葉はおいといてまずは
写真で、雰囲気と風景、花々をご堪能ください。
・・・

写真や絵などの展示会も定期的に開催されています。
・・・
・・・

・・・
・・・

・・・

・・・

・・・

・・・
Kazeさんのブログには すばらしい山草の写真がたくさんあります。
・・・
 毎週末オープンするこのカフェは、厳選されたご自慢メニューがあります。
今日は、おにぎりとプティング!をいただきました。
甘さひかえめのプティングはメレンゲのふわふわと絶妙にマッチ。
 おにぎりといってもごはんを固くにぎらず、
ごはん粒がつぶれないように 乗せただけ。
一つのおにぎりにいつくもの具材が挟まれていて、
 何個でも食べれる~(笑 
・・・
カフェ&ギャラリーKaze風さんのある葛川中村町は
小さいながら400年以上の歴史があるといわれているんだとか。
・・・
奥様に案内されてお隣のひとりぐらししている
上野さんの家を紹介していただきました。 
・・・
かやぶき屋根のこのお家、国から景観賞も受けていて、
一人で住んでいる家主の上野さんご自慢の家です。 
足腰もピンピンしていて本当に快活な上野さんお年はなんと89才!!!
「毎年夏に孫が遊びに来るのが楽しみ!」という上野さん
畑に出て仕事をしたり、お掃除も、
交代で行う村の神社の神主もやっちゃいます。
とっても元気。
・・・
その後、葛川中村町を案内していただきました。
・・・・・・

・・・・・

・・・・・
村のあちこちにみられるネット。山草や野菜を食い荒らす
猿には相当苦労しているようです。・・・

(やっぱり、写真の腕が違います・笑) 
このような場所を訪れる度、
日本もまだまだ、捨てたもんじゃない~!と実感。
ギャラリー&カフェKazeさん
素敵な時間をありがとうございました!
・・・
たかこ