アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

Day#46 (富山)フォルツァ総曲輪で待っていた人とは...!

2010年06月05日 | 『アンを探して』7000キロの旅<アン旅>
6月5日、晴天の北陸自動車道を飛ばしながら
向かったのは富山のフォルツァ総曲輪
『アンを探して』を上映して下さった映画館です。
ここでは嬉しい驚きがありました。
・・・
道の途中の午後3時すぎ
ユリPが到着時間の電話を入れたところ...
オーナーの室伏さんが
「あの~、今日の午前から皆さんを待ってる方が
いらしてるんですけど、、、」
「えーー!!午前中から?!!
・・・
なんと、一人の女性が『アンを探して』公式Twitterでの
つぶやきをきっかけに私たちがフォルツァ総曲輪
来ると知って、朝から劇場に待機していたのです。
・・・・・・
ロビーに入ると「わ~~~ホントに来た~~~!!」
劇場に響きわたる大きな声で
迎えてくださったのはTさん。
生粋のアンファンで、
フォルツァ総曲輪で『アンを探して』を観てくださっていて
「ちょうど今日、仕事が休みで、、人生初めての”出待ち”です(笑)!
と興奮気味にお話してくれました。
・・・
「皆さんの予定が変わったとしても、
行かなくて後悔するより、
行って後悔する方がいいと思って!!
・・・
そんなこと言って下さるなんて、、嬉しすぎる~~!
・・・
さらに、よくよく話を聞くと....
私とTさんは共通に見ている
そのコメント上でわずかではありますが言葉を交わしていました(笑)。
劇中では、ネット上で吉行和子さん演じる
主人公祖母静香と、カナダで民宿を営むマリさんが
「アン」を通じて知り合ったネット友達だったという設定があり、
まるで映画を地でいく出来事!
アンのことだと、話がつきません!面白いですね~~。
「映画は、”赤毛のアン”がメインじゃないところがすごく良くって...」
と興奮気味にお話して下さったTさん。
静岡の奥田美紀さんのお言葉もそうだったですが、
『赤毛のアン』ファンのかたに共感いただけると、
本当に鳥肌がたつぐらいうれしいです。
・・・
『アンを探して』の脚本は、
脚本コンサルタントの藤本紀子さん、ガニオン師匠をはじめ、
カナダ側のプロデューサーのサミュエル、
そしてユリさん、ユリさんの母さん、と本当に多くの方から
アイデアをいただいたり、意見をいただいたりしながら、
ユリPとともに、作り上げていきました。
それでも2年かかるほど、苦労したこだわりは
「赤毛のアン」の現代版コピーではなく、
かつ「赤毛のアン」を知る人も知らない人も
その精神を感じ、かつ映画として
いい作品にしたいという思い。
実はフォルツァの室伏さん(写真右端)もお母さまともに
アンシリーズの大ファンだとか。映画も2世代で楽しんでいただけたようです!
室伏さんのフォルツァ総曲輪は、
映画を中心にしながらも、ライブなども行える文化的なスペース。
室伏さんは映画情報や音楽情報、この総曲輪で行われる
イベント情報を発信するため、ラジオなどにも出演している多忙なお方。
今日もしばし歓談を楽しんだ後、
ラジオ放送に出演するため、颯爽とでかけていきました!
「アン旅クルーが来てたことも話しますね!」
「いってらっしゃ~~い!」
・・・
ということで、インターネットも駆使しながら(!)
人と人をつなげるアン旅
やっててよかった~~と思う日々の連続です。
TTさん、お会いできて嬉しかったです!
スタッフの佐伯さん
ありがとうございました!
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アン旅、アップデートが
かな~り滞ってて申し訳ない!
7日は石川県(金沢)のシネモンドさん
福井県のメトロ劇場さん
そして8日は福井新聞取材、
広島での映画PRのためもう一度広島に戻るため、
滋賀県で一泊して、歯医者にいき
9日に徳島ホールを訪ね
10日に愛媛の劇場さんを訪ねたあとに
シネマ尾道に立ち寄り
11日に広島で一日中PR活動に奔走、
12日に岡山でラジオの取材、そしてさらに
滋賀に戻ってきた、という
なんだかすごいことになっているのです(笑)
動けば動くほど、更新が滞り気味になり
本当に申し訳ありません~!
・・が

でも、一日で二つの劇場でOKをいただけたり、
今日は中国新聞で広島の強い味方ビバさんに
映画の広告が出たり山陽新聞でも「アンを探して」が
取り上げられました!!
お会いする人々からエネルギーをもらっていて、
日中は不思議と疲れを感じず
本当に旅をやっててよかったと
実感中のアン旅一行です。
(ただ夜はいつの間にか寝ています!苦笑)・・・
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映画『アンを探して』来週6月19日(土)は
6月26日(土)は岡山シネマクレール(※一週間限定)さんで
公開がスタートします!ぜひぜひ見に来て下さい!
フォルツァさんの帰り、
北陸自動車道の夕陽に照らされオレンジ色になった畑。
・・・
ブログのアップデートも
この週末で挽回するぞ、そうするぞ、オー!!
たかこ

浪速(なにわ)の底力を「ナナゲイ」にみる!

2010年06月05日 | 『アンを探して』7000キロの旅<アン旅>
現在、私たちは福井県にきてます!
この4日間、6月1日は浜松~6月2日の岡崎も
書きたいことがありすぎて、UPは明日になります。
どうぞお楽しみに。
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さて、日付は遡りますが大阪を訪ねたさい、
旅の中でも一、二を争う驚きがあった映画館がありますので
ご紹介したいと思います。
・・・
その名も、第七芸術劇場。ナナゲイの通称で親しまれています。
私たちにとって何が一番の驚きだったかというと、その立地!
第七劇場があるのは、24時間夜の街(?!)という雰囲気の十三(じゅうそう)。
「国内外の社会性の高い良質なドキュメンタリー映画や問題作」
を上映する映画館があるとは、思えないような町の雰囲気!
ゆりさんも学生時代バレエ教室への通り道で
いつも怖くて顔をふせて早足で通ってたそうです(笑。
しかし、確かに!コワモテのスーツのお兄さんたちや
エロい看板、パチンコの音、慣れないうちはクラクラします(笑。
映画館を探しながら「映画は映画でもアダルト映画なのでは、、」
とか「もしかして数々の名監督を生み出した日活ロマンポルノなどの映画館なのかも?」
とか無駄に色々考えてしまったのですが...ありました!!
夜の看板が並ぶそのなかに「第七藝術劇場」の文字!!
しかし、劇場に入ってみてびっくり。
沢山の人・人・人。
この人達はどこを歩いていたんだろう?
と不思議に思うぐらい、普通のおばさん・おじさん、お兄さん達でいっぱい。
大阪の人は「あの辺はあやしげだから」なんていう「ええかっこしい」な(?)
メンタリティはないのかも!
メチャクチャ観客がいっぱいでした。
オーナーさんは徹底した商売人。
ナナゲイのお客さんが何を求めているのか、
どんな映画が人が入るか、勉強なさってました!
「なんだかんだいっても映画は観客のもん。
適度なわかりやすさがいいんですわ。
まぁ~映画評論家の〇〇さんが最高に褒めてる映画ってのは
「これは入らんなぁ~」と思ったりね(笑。」
この第七藝術劇場(通称ナナゲイ)、以前東京で急遽上映中止となった
『YASUKUNI』を上映したことでも全国の注目を集めました。
このときも単純に「映画館が映画みせんとどうするの」
当たり前のように決めたとおっしゃってました。
現在東京で上映中止となった「The COVE」のポスターもあったけれど、
上映してくれるのかな?!気になるところです。
ちなみに、私もこの映画は見てみたい。
試写や海外で観た人の感想を読んでみると、賛成派にも反対派にも、
言い分があり、両方読んでもなるほどね~と思う。
だからこそ余計に、上映館への嫌がらせや迷惑行為して
上映中止に追い込むのでなく、正々堂々と見せた上で、
キチンと反論してほしいなぁと素朴に思います。
・・・・
ナナゲイの活気と独特のパワーを目の当たりにして
そのパワーはなんだったのだろう?
と言葉を探していましがが、
HPをみて納得しました!
ga・
<HPの、[7geisprito]説明文より抜粋>
さて、私たちはこの「どこもやらない、やれないことを」映画上映のみならず、劇場を使ったさまざまな 公演でも実行しようと考えました。名付けて[7gei-spirito]。 
文化、政治、社会などについての問題提起 とディスカッションの場。ユニークなテーマ、人物の紹介。大切なことなのにマスメディアが触れない、 深めない問題を取り上げる。テレビがやれないこと、どの小屋でもやらないこと、それをやるのが [7gei-spirito]です。
この[7gei-spirito]をもって、文化のチカラが急速に衰えつつある大阪の街に、文化的刺激を与えたい と考えています。平たく言えばオモロイ刺激的な大阪を蘇らせるための役割を担いたいということです。
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この「オモロイ刺激的な大阪を蘇らせるため」にピンと来ました。
なんか、中央がビビッてやらないことでもやったろやないか~的な?
そんな浪速の底力を感じた一日でした。
そう考えるとナナゲイが善悪混合の24時間夜の街、十三にあることも
ナナゲイを守って、活かしている感じがしてきた。
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我らがキャンペーンカーテントむしも観ていただきました。
「”テントむし”いうから、けったいな水玉模様を
想像してたんですが、かわいいですね」(笑)
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楽しいひとときを
ありがとうございました。
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たかこ
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さてさて、映画で映画館をつなぐ旅?
ここ3・4日分のアップデートは続きます!
どうぞお楽しみに!!