アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

スタッフにも『赤毛のアン』

2009年04月20日 | 映画製作日記

映画『アンを探して』のシナリオに惚れ込んでプリンスエドワード島の撮影に参加してくれたカナダ人スタッフ達。
その中には、熱烈な『赤毛のアン』好きも混ざっていました。

一人目はスクリプターのキャロリーヌ。
モントリオール出身のキャロリーヌは自分の娘を”アン”と名付けようとした程の『赤毛のアン』の大ファン。赤毛の彼女は、子供の頃のニックネームが”アン・シャーリー”だったそうです。
彼女はロケのPEIにサリバンエンターテインメント製作の映画『Anne of Green Gables』のDVDを2本持参して来ていたので、私はDVDを借りてホテルの部屋で映画鑑賞をしたりもしていました。




B&B内部での撮影。
お仕事中のキャロリーヌ。


もう一人はヘアースタイリストのタマラ。
彼女は撮影の合間に『Anne of the Island(アンの愛情)』を熱心に読んでいましたね。
ヘアー担当だけあって、自分の髪の毛を三つ編みにしたり、野の花を一輪、挿したりと「アン」にインスピレーションを受けた彼女のガーリーなお洒落を見るのが楽しみでした。



猫好きのタマラ。
メインセットのB&Bにいた猫と。


撮影中の話です。
本番撮りの際、カメラを回す前に衣装さんやメイクさんと一緒に、ヘアー担当者もキャストのヘアースタイルの最終チェックをして、OKを出すのですが、タマラは「OKよ」の代わりに、助監督のブレアやスタッフの皆に「Happiness!(ハピネス!)」とおまじないのような声を掛けていました。




シャーロットタウンの街中で撮影中。


こんなところに『赤毛のアン』好きの”kindred spirit”を感じたりしました。


写真・文 藤本紀子

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