あれから55年・・アンヌのひとりごと

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脚本家のひとりごと・・

2009年03月04日 00時18分35秒 | アンヌのひとりごと
小林雄次クンから『脚本家という生き方』という初エッセーが届いた。
特撮界ではすでに著名なのに「クン」なんて書いちゃ申し訳ないかな?
何故「クン」なのか、彼はウチの子供たちと同世代だから、
長男よりも三歳下でまだ20代の新鋭脚本家なのである。

「ウルトラマンマックス」で実相寺昭夫監督と組んだ脚本家だ。
2006年4月7日ウルトラマンマックスの打ち上げを
旧知の八木毅プロデューサー兼監督がウチの店を使って下さった。
その時知り合った小林クンだが、なかなか嘱望されている様だ。
その後実相寺監督の遺作である「シルバー假面」にも参加している。

しかし、若いのに余裕があるよね。
アラフォーの働き盛りが生業に四苦八苦しているっていうのに、
なんでエッセーまで手を延ばす余裕があるんだか?尊敬しちゃうよ~。

雄次少年が幼少時に雪の多い長野で育った頃は、
臆病な少年で最初の記憶が”白い三人の男”に襲われる悪夢だそうだ。
”白い男シリーズ”になるまで悪夢の続きを鮮明にみた空想癖の持ち主、
もう既に齢4才にして脚本家だね。
私も悪者に追いかけられる悪夢は度々みたが、何も覚えていないもの。

低学年までは臆病で何も発揮できない目立たない雄次少年が、
『褒め上手』の小4年時の担任によって彼はどんどん自信をつけられ才能が開花した。
人間何がキッカケで将来の道が開けるか解らないけど、私もそんな先生に遇ってみたかったな。

このエッセーの感想は人間褒められるっていうことは『凄いっ』てコトだ。
才能を引き出すには褒め言葉が最大の輝けるビタミン剤だね。
彼は家庭訪問で部屋に貼ってあったお習字を最初に褒められたらしいが・・

この度私への思いがけない献本の送り主「小林雄次」の直筆が印象的だった。
若いのに、いやに大人びた色気のある筆跡だったよ。

脚本家という生き方
小林 雄次
信濃毎日新聞社

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