あれから55年・・アンヌのひとりごと

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元祖ホルモンヌ!?

2009年07月16日 23時21分37秒 | 地谷子のひとりごと
「ホルモンヌ」って言葉知ってますか?
一人でもホルモン屋に入っちゃうほどホルモン好きな女性・・
ホルモンをこよなく愛する女性をそう言うそうだ。

私が初めてホルモンに出合ったのは25歳くらいだったか?
だれに連れてってもらったかは忘れたが、
早稲田の明治通り辺りに珍しいモノを食べさせる小店があった。
レバ刺し、ハツ刺し、子袋刺しや豚カシラの焼きとん、
初めて口にしたそれらを妙に気に入り、一時は足繁く通ったモノだ。
仕事で一緒になった人と連れ立ったり、相手がいないと一人でも行った。
私は元祖ホルモンヌだね、とにかく安い!旨い!で、私のご自慢の店だった。
が・・ある一言で私のホルモンヌ時代は阻まれた。

『あなたは如何モノ食いだこと、そんな所に女だてらによく行くわね。』
如何モノ食い=悪食・普通は人が食べないようなものをわざと好んで食べること。

母のその一言は、下品だと遠回しに言ってる様な皮肉めいた響きだった。
すっかりホルモンヌ気分は萎えてしまいピタリと足が遠のいてしまった。
上野生まれの母は何故に下町情緒をそんなに嫌がったのか?
因に下町で有名なもんじゃ焼きも初めて食べたのはつい数年前のことだ。


昨日「京成立石」という駅にはじめて下りたった。
昭和30年代を彷彿させる懐かしい香りのするアーケード商店街がある。
路地裏には昼下がりからホルモン料理を格安に食べさせる店が連なり活気ある街だ。
レバ&タン刺し、レバシオ若焼き、カシラ&シロタレ焼きetc
ホルモンだけでもうもうお腹いっぱい、お新香の盛り合わせも頼んで、
ビール大瓶、梅焼酎5杯、ビール以外は一品180円均一、二人で〆て2千数百円也~、
うわぁ安い!

私は下町情緒が大好きだ、一度でイイから住んでみたい。
一年いや半年でイイから単身赴任したい・・これが元祖ホルモンヌのささやかな夢なのだ。