2012年8月25日・約6年前、何かの雑誌で発表したものだったかナ?ここのブログでは未発表ですが、ネタ帳として記事一覧に残っていました。6年も経ってしまいましたか。。考え方も変わるのね(笑)アップしちゃえ〜私が書いた文だからイイヨネ!!(今、長野県で震度5強の地震があったそうです。ご注意くださいね。)
『ウルトラセブン45周年』「ヘ~そんなに経っちゃいました?45年なんかあっという間だわね~。」私がアンヌ隊員を演じたのは二十歳、女優として右も左も解らない、のほほんとした新人女優でした。まさか45年も経って未だにサイン会やトークイベントが行われるなんて夢にも思いませんでした。「アンヌ隊員!ファンでした。お会いできて嬉しいな~あの頃の自分に教えてあげたい」握手するファンの手が小刻みに震えていらっしゃる。「うわ!こちらこそ~こんな時代が来るなんて、あの頃のアンヌに教えてあげたい」罪な女です。アンヌ隊員というあれ程の素晴らしい女性像を、菱見百合子という姿かたちで演じきってしまったのですから。いや~演じてなんていません!ただただ必死にセリフを吐出していただけなのです。
アンヌ隊員は代役だったんだという話は撮影当時は全く知らされてなかったか?..もしくは言われたのに気にもかけてなかったのか?..だから隊員服がキツかったのも敢えて元アンヌ役の女優さんに採寸して作ったお下がりだとは微塵も考え付きませんでした。キャスティングの時、スケジュールや体調等で役者が二転三転することはしばしばですからそれほど気になる事柄でもなし、まして新人女優の私には疑う余裕も持ち合わせてなし、どうでもいい事なのです。当時はただただオーディションで受かったものとばかり思っていました。最近知ったことですがそれもオーディションではなくその段階でアンヌ役は私に決まってたらしい。あれは顔合わせ兼衣装合わせだったそうな(満田監督談)そう言えば台本を頂いた翌々日から撮影にインしましたわね。よっぽどスケジュールが切羽詰まっていたんだわ~。
しかし代役だったと解ったのは、撮影が終わって10数年経って再ブームが来た時、誰からともなく耳に入ったのです。ブームが来なければ生涯知り得なかったでしょう。それにしても、まさかここまで撮影寸前まで準備が進んでいたとは...それは昨年暮の事...いつものファンのお一人が私にサインをしてと数冊昔の台本を持ってお店にやってきました。彼は「ひしみゆりこ」と名の付く台本やポスターは取り置きしててもらう約束の懇意にしている古書店が神田にあるのだそうです。その時は「ウルトラセブン」「プレイガール」等々の台本にサインをしてさしあげていた。『あっこれは違うのだ』と、すわと一冊の台本を下げたのです。「なに?それ!ね~見せて!」彼は申し訳なさそうに準備稿『レッドマン』の台本を出しました。数年前に古書店で入手したモノらしいです。見て吃驚それはアンヌが私に決まる前の台本だったのです。ちゃんと印刷で『アンヌ隊員 豊浦美子』と明記されキリヤマ隊長・中山昭二以下各隊員は全員同じ俳優さんの印刷です。うわ~~代役ってホントなんだ!私は前記した様に、代役がなに?何故そんなに気になるのか解りませんでしたが、そこまで掘り下げてまでして検証される偉大な作品なのですね~ウルトラセブンって。44年目にして目の当たりにした事実ははっきり言ってちょっとショックでした。しかし数年も前に入手した台本を私に見せないというファンの方の心遣いにも感動でした。..とは言え面白いネタだと、台本の配役部分をコピーして私のブログに『私が演じたアンヌ隊員...代役だった証明!』2011.11.28付けで載せたら 即刻Twitterから「アンヌ役は、ひし美さんで正解だったと思います!みんなそう思ってるはず!」ブログのコメント欄にもひし美さんで良かったと好意的なコメントばかり、こればっかりは神のみぞ知るですが、嬉しいお言葉でした。また、最近ある取材中に満田監督の口からこんな嬉しいお言葉が飛び出てきたのです。「やっぱりアンヌ隊員は菱見百合子で正解だと思うよ。イヤ!菱見百合子だから良かったんだ!アンヌは!」珍しく語気を強めた監督のお言葉が...とても感動的でした。
戦後のつましい時代~高度経済成長期に入り~オリンピックの成功を遂げ~国民の生活水準も消費優先へとシフトしてきた時代に、作り手は「ウルトラセブン」という子供番組を通し、25年後はどうなってるのだろう?というメッセージを込めて作った作品です。夢のあるハイテク機器や宇宙旅行などを想像させ、またその反面、公害問題や身近な人権問題をも懸念を抱きまさに『25年後を想定』した作品なのです。二十歳のアンヌには25年後なんて、ずっとず~っと先のことだと思ってたのに...気がつきゃそれ以上プラス20年も経ってしまったんですものね。だから冒頭の45年なんかあっという間ですは本音なのです。未だ『ウルトラセブン』は45年後の現代にも匹敵する色褪せない特撮界の金字塔です!それに出演出来た私は代役であろうとなんと強運の持ち主なのでしょう。イヤ!二十歳の時に運を使い切っちゃったかな!?いやいや~こうして45年経ってもエンドレスで続いているじゃありませんか。この夏75歳を迎えられた満田監督の今後の構想は「僕は白寿(99歳)まで生きようと思うんだ。その時はセブン70周年で娘が喜寿(77歳)になるんだ。」素敵~!
『ウルトラセブン45周年』「ヘ~そんなに経っちゃいました?45年なんかあっという間だわね~。」私がアンヌ隊員を演じたのは二十歳、女優として右も左も解らない、のほほんとした新人女優でした。まさか45年も経って未だにサイン会やトークイベントが行われるなんて夢にも思いませんでした。「アンヌ隊員!ファンでした。お会いできて嬉しいな~あの頃の自分に教えてあげたい」握手するファンの手が小刻みに震えていらっしゃる。「うわ!こちらこそ~こんな時代が来るなんて、あの頃のアンヌに教えてあげたい」罪な女です。アンヌ隊員というあれ程の素晴らしい女性像を、菱見百合子という姿かたちで演じきってしまったのですから。いや~演じてなんていません!ただただ必死にセリフを吐出していただけなのです。
アンヌ隊員は代役だったんだという話は撮影当時は全く知らされてなかったか?..もしくは言われたのに気にもかけてなかったのか?..だから隊員服がキツかったのも敢えて元アンヌ役の女優さんに採寸して作ったお下がりだとは微塵も考え付きませんでした。キャスティングの時、スケジュールや体調等で役者が二転三転することはしばしばですからそれほど気になる事柄でもなし、まして新人女優の私には疑う余裕も持ち合わせてなし、どうでもいい事なのです。当時はただただオーディションで受かったものとばかり思っていました。最近知ったことですがそれもオーディションではなくその段階でアンヌ役は私に決まってたらしい。あれは顔合わせ兼衣装合わせだったそうな(満田監督談)そう言えば台本を頂いた翌々日から撮影にインしましたわね。よっぽどスケジュールが切羽詰まっていたんだわ~。
しかし代役だったと解ったのは、撮影が終わって10数年経って再ブームが来た時、誰からともなく耳に入ったのです。ブームが来なければ生涯知り得なかったでしょう。それにしても、まさかここまで撮影寸前まで準備が進んでいたとは...それは昨年暮の事...いつものファンのお一人が私にサインをしてと数冊昔の台本を持ってお店にやってきました。彼は「ひしみゆりこ」と名の付く台本やポスターは取り置きしててもらう約束の懇意にしている古書店が神田にあるのだそうです。その時は「ウルトラセブン」「プレイガール」等々の台本にサインをしてさしあげていた。『あっこれは違うのだ』と、すわと一冊の台本を下げたのです。「なに?それ!ね~見せて!」彼は申し訳なさそうに準備稿『レッドマン』の台本を出しました。数年前に古書店で入手したモノらしいです。見て吃驚それはアンヌが私に決まる前の台本だったのです。ちゃんと印刷で『アンヌ隊員 豊浦美子』と明記されキリヤマ隊長・中山昭二以下各隊員は全員同じ俳優さんの印刷です。うわ~~代役ってホントなんだ!私は前記した様に、代役がなに?何故そんなに気になるのか解りませんでしたが、そこまで掘り下げてまでして検証される偉大な作品なのですね~ウルトラセブンって。44年目にして目の当たりにした事実ははっきり言ってちょっとショックでした。しかし数年も前に入手した台本を私に見せないというファンの方の心遣いにも感動でした。..とは言え面白いネタだと、台本の配役部分をコピーして私のブログに『私が演じたアンヌ隊員...代役だった証明!』2011.11.28付けで載せたら 即刻Twitterから「アンヌ役は、ひし美さんで正解だったと思います!みんなそう思ってるはず!」ブログのコメント欄にもひし美さんで良かったと好意的なコメントばかり、こればっかりは神のみぞ知るですが、嬉しいお言葉でした。また、最近ある取材中に満田監督の口からこんな嬉しいお言葉が飛び出てきたのです。「やっぱりアンヌ隊員は菱見百合子で正解だと思うよ。イヤ!菱見百合子だから良かったんだ!アンヌは!」珍しく語気を強めた監督のお言葉が...とても感動的でした。
戦後のつましい時代~高度経済成長期に入り~オリンピックの成功を遂げ~国民の生活水準も消費優先へとシフトしてきた時代に、作り手は「ウルトラセブン」という子供番組を通し、25年後はどうなってるのだろう?というメッセージを込めて作った作品です。夢のあるハイテク機器や宇宙旅行などを想像させ、またその反面、公害問題や身近な人権問題をも懸念を抱きまさに『25年後を想定』した作品なのです。二十歳のアンヌには25年後なんて、ずっとず~っと先のことだと思ってたのに...気がつきゃそれ以上プラス20年も経ってしまったんですものね。だから冒頭の45年なんかあっという間ですは本音なのです。未だ『ウルトラセブン』は45年後の現代にも匹敵する色褪せない特撮界の金字塔です!それに出演出来た私は代役であろうとなんと強運の持ち主なのでしょう。イヤ!二十歳の時に運を使い切っちゃったかな!?いやいや~こうして45年経ってもエンドレスで続いているじゃありませんか。この夏75歳を迎えられた満田監督の今後の構想は「僕は白寿(99歳)まで生きようと思うんだ。その時はセブン70周年で娘が喜寿(77歳)になるんだ。」素敵~!