☆本記事は、Youtubeチャンネル『本の林 honnohayashi』に投稿された動画を紹介するものです。
ご興味を持たれた方は是非、動画の方もチェックしてみて下さいね!
●本日のコトノハ●
それは『トルストイの日記』という小さな本でした。わたしはなにげなくそれをたなからとって、
パッとあけました。するとちょうどそこに、❝自分を欺くことは、ひとを欺くことよりも悪いことである❞
このきびしい文字がわたしの胸を射たのです。恐ろしい衝撃でした。わたしはガタガタとふるえる
全身をやっとこらえました。〈中略〉…わたしの自己育成はこうして、トルストイを糧としてなされたのです。
『愛に生きる 才能は生まれつきではない』鈴木鎮一著(1966)講談社より
本との出会い、あるいは人から頂いた言葉との出会いは私が生きてきた中で、かなり重要な位置にあります。
それは、私自身がそれらとの出会いを経験して、自分自身のダメな所、嫌な部分に気がつき、それを治したい、もしくは治さなければいけないと思い、そのように自らの言動を見つめ直してきたからです。
結果として、自分が抱えるそのような問題を改善できたかというと、いまいち自信は持てないのですが、その点に気がついているかどうかは私個人にとって、自分の人生を生きやすくしてくれていると思います。
わざわざ口に出しては言わない劣等感や、日常生活の中で心に浮かんだ疑問、理不尽な気持ちなどに共感してくれる本や、出口の見えないトンネルに入ってしまったような悩みに解決策を示してくれたり、気持ちを軽くしてくれる言葉を何気なく目にしたり、耳にすることがあります。
私の場合、誰かとの直接の会話の中でというよりはむしろ、美容室で何気なく手にした雑誌であったり、電車の吊り広告などで目にすることが多いような気がします。
それらを見て、自分と似たような経験をして、同じように感じる人がいるのだと気がついたり、自分が思ってもみなかった考えや視点を知ったりするのです。
もしかしたら、それらの言葉を見ても何も感じない人のいるかもしれませんし、取るに足らない、つまらない言葉だと思うかもしれません。
それは、その人次第なのだと思います。この本の著者にとって、トルストイの言葉は自分自身を映す鏡になりましたが、果たして今を生きる人たちにとって、そんな言葉や本は存在するのでしょうか。
あるいは、YoutubeやTiktokなどの動画の中で、著者が経験したような胸を射るような出会いはあるのでしょうか。
機会があれば、調査してみたくなるテーマです。
ヒトコトリのコトノハ vol.27
=====
▼本の林の管理人ハヤシさんがお送りしています。
☆X(Twitter) https://twitter.com/honnohayashi
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●本日のコトノハ●
それは『トルストイの日記』という小さな本でした。わたしはなにげなくそれをたなからとって、
パッとあけました。するとちょうどそこに、❝自分を欺くことは、ひとを欺くことよりも悪いことである❞
このきびしい文字がわたしの胸を射たのです。恐ろしい衝撃でした。わたしはガタガタとふるえる
全身をやっとこらえました。〈中略〉…わたしの自己育成はこうして、トルストイを糧としてなされたのです。
『愛に生きる 才能は生まれつきではない』鈴木鎮一著(1966)講談社より
本との出会い、あるいは人から頂いた言葉との出会いは私が生きてきた中で、かなり重要な位置にあります。
それは、私自身がそれらとの出会いを経験して、自分自身のダメな所、嫌な部分に気がつき、それを治したい、もしくは治さなければいけないと思い、そのように自らの言動を見つめ直してきたからです。
結果として、自分が抱えるそのような問題を改善できたかというと、いまいち自信は持てないのですが、その点に気がついているかどうかは私個人にとって、自分の人生を生きやすくしてくれていると思います。
わざわざ口に出しては言わない劣等感や、日常生活の中で心に浮かんだ疑問、理不尽な気持ちなどに共感してくれる本や、出口の見えないトンネルに入ってしまったような悩みに解決策を示してくれたり、気持ちを軽くしてくれる言葉を何気なく目にしたり、耳にすることがあります。
私の場合、誰かとの直接の会話の中でというよりはむしろ、美容室で何気なく手にした雑誌であったり、電車の吊り広告などで目にすることが多いような気がします。
それらを見て、自分と似たような経験をして、同じように感じる人がいるのだと気がついたり、自分が思ってもみなかった考えや視点を知ったりするのです。
もしかしたら、それらの言葉を見ても何も感じない人のいるかもしれませんし、取るに足らない、つまらない言葉だと思うかもしれません。
それは、その人次第なのだと思います。この本の著者にとって、トルストイの言葉は自分自身を映す鏡になりましたが、果たして今を生きる人たちにとって、そんな言葉や本は存在するのでしょうか。
あるいは、YoutubeやTiktokなどの動画の中で、著者が経験したような胸を射るような出会いはあるのでしょうか。
機会があれば、調査してみたくなるテーマです。
ヒトコトリのコトノハ vol.27
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