杏の独り言

教わったこと、見たこと、聞いたこと、感じた事、考えたこと、やったこと、イロイロ。
オバチャンの独り言です。

雪晒し

2006年01月23日 | 和装
 今日は、昨日とうって変わり、風が強くとても寒いです。

 我が家の前の道路のは、凍結していて、車を出すのが大変ですが、交通量の多い所や、日当たりの良い所は、すっかり融けています。

 そう言えば、『越後上布』って、雪の上に広げて晒すんですよね。

 新潟には、言った事がないので、実際に雪の上に織りあがった上布を晒しているのを見たことはありませんが、以前で見たことがあります。

 あの、夏のための繊細な織物が、雪の上に広げられる事で出来るなんて、まるで雪の冷たさを布に染み込ませ、夏に残しておくような、そんな印象を受けました。

 それから、何かの小説だったか、映画だったか、『上布は雪の上で命を受け、着古した物も、雪に晒す事で蘇る』というような意味の言葉がありました。

 越後上布は、雪深い土地で、雪に閉じ込められている間に織られ、雪に晒され、雪融けと共に街に運ばれたのでしょうか。

 昔は、上布を織る人たちは、自分で着るなんて事はなかったのでしょうね。

 着物の大好きな私ですが、夏物は1枚しか持っていません。

 そんな私にとって『越後上布』は、憧れの一枚です(手に入れることは無いだろうな)

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