小学生の頃から簡単な物なら自分で着物を着ていました。
母が着るのを手伝って、お太鼓位は締められました。
当然半幅の文庫や男結びもできました。
そんなこんなで、高校生の頃には普段着は自分で着る事が出来ました。
その後、ふくら雀などの晴れ着の帯の結び方を覚えたいと思い、着付け教室に通いました。
そこで気の合う方たちと出会い、気が付いたら、その教室で、生徒としての最期の過程まで行っていました。
その前から看板を掲げて教室を開く資格(その教室での)はあったのですが、もっと続けるとなると、上納金納めて、看板を頂いて、自分で教室を開かないと・・・・だったんですが、その気もないので、そこで終わることにしました。
ですから、一応着付けは一通りできますし、お教えするスキルも持っています。
頼まれて着付けをさせていただくこともありますが、自分で、『着付けいたします』の看板掲げて商売にする気はないのです。
と言うか、着付けして差し上げることはうれしいし、覚えたいと言う方にお教えするのはうれしいのですが、それでお金を頂くと言うのは、どうしても申し訳ないと言う気が先に立ち、出来ないのです。
正直言って、私よりひどい着付けをしている人が堂々と着付け師を名乗ってお金を頂いている様子もあります。
成人式に出席する人を見ると、ギューギュー締め付け苦しそうな人、襟袷がやけに開いた人、そのほか、着せなおしたくなるような着方をした人が時々いるんですから・・・・
でもねえ、頼まれたら喜んでするけれど、自分から売り込んで、商売をするって言うのは、どうも苦手なんですよね。