結婚して間もないころの事です。
最寄り駅を挟んで反対側にトーチャンの父親の兄さんの家があり、時々遊びに行っていました。
まあ、昔風に言うなら、本家の伯母さんって事なんだけど、その方が、とってもすごい人だったのです。
ウチの辺り、ちょっと郊外に行くと、葛がいっぱい生えているんで、そのことを話すと、こんなことを言われました。
このあたり、昔なんて言ったか知ってる?
あ、下総の国、葛飾郡・・・・・
でしょ。おそらく、葛が多かったんで、そんな地名になったんだと思うよ・・・・
また別の時に、これさえあれば、一応何があっても大丈夫だって思える食べ物の事になり、その時に出た物が、切らさないようにいつも家にあります。
米・塩・砂糖・味噌・醤油・油・・・・・・・
一応これがあればなんとかなるって思い。
他に小麦粉もあれば御の字。
他に何もなくてもこれさえあれば、野草を摘んでも何とか生きて行けるよねって・・・・
今思い出しても本当にすごい人でしたねえ。
まあ、買いだめもいいけれど、平常時からそれなりにストックして、今のような時期に買いあさるってのは良くないよねえ。