チキンに鴨に鷺にオウムに鳩

テンションもモチベーションも高くない、上がらない日はそう珍しいことではない。特に今週のように雨空と低い気温ではね。

個人の話から世界経済まで色々と思うところを。

個人の話から。
内科の定期健診で膀胱炎が見つかりました。他の科の診察が一つ落ち着きを取り戻すと新たに問題が見つかる。まあ人生こんなもんです。病気とは闘っては駄目。仲良く付き合うのが一番です。

身近な話から。
診察の帰りに「アルカ」というチェーン展開しているドラッグストアーに行きますと。
「デフレ終了」
のお知らせ発見。富永貿易株式会社の自社ブランド

「神戸居留地」シリーズの缶コーヒーがなんと￥３９から￥４８になっているじゃありませんか。
￥４８の価格帯にはＵＣＣコーヒーなどメジャーブランドが立ちはだかっています。

（うー・・・富永貿易・・・。チャレンジャーなのか？玉砕なのか？・・・）

手に取った缶コーヒーは当然ＵＣＣ。さらば富永貿易。さらば神戸居留地のブラック珈琲。

地域に目を移しますと。
最近あちらこちらの自治体から「カジノ構想」なるものが飛び出してきております。
大坂の知事を筆頭に昨日は千葉県の森田知事までもがカジノ構想を展開。
いつぞや日本には警察ＯＢの利権団体である「パチンコ」という一大娯楽産業が町中にはびこっており、その売り上げたるやカジノの比ではないことを書いたことがあります。

何事にも変化を求めるばかりニュース映像では容認派の意見ばかりが流され、反対派の意見は「ただ・・・」で始まるくだりで締めくくる報道に終始しています。

遊興費の家庭における支出の割合は収入と比例するので、収入という根本的な部分に改革案のない現政権下では支出を増やす案件はどれも失敗することが目に見えていると何故気が付かないのでしょうか。
全てを否定もしませんがこういう構想は経済的に自立している東京都や地域的に大きな負担をしてもらっている沖縄などに特区を設けて設置するのであれば許容もできる程度の話です。

赤字の自治体の補填に何故賭博場が有益だと考えるのかがはなはだ疑問と言わざるを得ません。
千葉県には松戸、千葉の競輪、船橋には競馬とオートレースがあり、全国でも公営競技場は多いほうの部類です。この手の公営競技は赤字を累積させれば市民の税金を投入させることはほとんど許されておらず閉鎖されていく運命になっています。
カジノなどを官が運営すれば赤字になることはほぼ確定的であり、民間に委託すれば利権が発生と問題ばかりが生まれます。

観光目的の外国人を誘致しての外貨の獲得といえば聞こえは良いけれど、かつてマフィアが麻薬の取り扱いに苦慮し、

「外人と黒人には販売しても良いが白人には売るな」

と決め事を作った事と非常に似ている。
悪いことは魅力も多く吸引力がある。フォースの世界で言うところのダークサイドの力。
酒やタバコは警察官も目を瞑るが麻薬は駄目。人を滅ぼすから。なら今のパチンコや公営競技なら目を瞑るがカジノは駄目と考えて見る私は間違っているのかな。

どんなものでも行き過ぎれば身を滅ぼすものだが、こういう発想は許可制にして民営で運営すべき問題。官が直接手を出すべき種類のものじゃない。
官は官らしく甘い汁だけを吸い上げるという基本線でいかないと。お前たちは公僕だ。それを忘れてはいけない。
そうでなければ結局は住民が負の遺産を背負うことになるんだ。

世界の話は忘れた。
あーあの話は言いえて妙だったな。「たかじんの～」で言ってた、
アメリカからは基地問題もまとめられぬ小心者のチキンだと言われ、中国などの隣国からは人が良いだけの鴨（カモ）と言われ、日本人からはマニフェスト違反の鷺（サギ）だと言われ、与野党からは小沢の鸚鵡（オウム）返しだと言われるが本人は鳩（鳩山）だと言い張るわが国の首相・・・。

素晴らしい言い回しだと思いませんか。ではまた。