エクレアのあのねのね

大と為せば、以って大と為すに足らず

















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蝋燭の火

2012年07月13日 10時43分59秒 | 徒然日記の50
久しぶりのブログの更新。
滞っていた理由は色々。心に思うことを言葉に出来ないなんてことはままある。それだけ。

先週、家人の父親が亡くなった。享年81歳。
日本人の男子の平均寿命からすれば万々歳かもしれないが、なんら問題なく元気に暮らしていた所に容態の急変、救急搬送後はたったの2日で還らぬ人となってしまった。

人生の儚さとはここまで辛らつなのか思わせる一瞬でした。

かつて何度も生死を行き来し、そのたびに生還している私としては人間は簡単には死なないと高をくくっているのだが、こと自分以外の人は意外とあっけなく死んでしまうのだという思いを持つこととなってしまった。

単純に自分にはまだ蝋燭の火が幾分残っているのだというそれだけのことなんだけどね。

こういう身内に不幸が舞い降りた直後なので気分は非常に重たい。ニュースでいじめで子供が自殺しようが大雨で幾人かが亡くなろうがそれもまた蝋燭の火が尽きたのだろうと忘却論で済ませてしまう自分がいる。そんなものだ。

でも義父は沢山の人に送ってもらった。ああいう最後を見ていると幸せな人生だったんだろうなと思う。私なんかよりずっと愛されていたと実感する。

色即是空、空即是色は感じながらも未だ煩悩から開放されない私。死んでいる場合じゃない私がいる。

改めて義父に感謝。うちの父親もそっちにいることだし対面してきてくださいまし。
お疲れ様でした。

南無

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