”黙殺の音”低周波音 silent killer

サイト「黙殺の音 低周波音」http://yatanokarasude.gozaru.jp/tei/tei.htm

2016年は世界史年表で太字となるか

2017-08-06 19:14:19 | その他徒然

  昨年(2016)は、随分旧くなった言い回しだが、「ウソー」としか言いようのない国際的出来事が相次ぎ、物の見方を大きく変えなくてはならなかった年として記憶されるであろう。

6月 英国民投票により「EU離脱」

 英国の欧州連合(EU)離脱か残留かを問う国民投票が6月23日に実施され、英国民は「離脱」を選択。開票結果は、「離脱」51・9%、「残留」48・1%。事前の世論調査や識者の予想に反した結果となり、世界に衝撃が走った。

 これはその前年度のギリシャ危機に始まる、南欧経済危機の様な国際ファンドの仕掛け的なモノとは異なり、将に英国の一般人民の選択の結果だっただけにある意味痛快だったと言えよう。

 とは言え、思えば、2013年スペインに行った時は、「不動産バブルの破綻、それに続く銀行の危機による国内的不景気で、若者には職が無く、優秀な若者の多くと言うより、ほとんどはドイツ、フランスに出稼ぎに行ってしまった」と現地ガイドが言って居た時期だったのだが、既に十分に時は満ちていて、むしろ収束に向かっていたのかもしれない。だが、一般旅行者には格別何も感ずることは無かった。恐らく、この時期に、イタリア、トルコも同じような状況だったのだろう。

 その後のISの隆盛による大量移民による動きが英、独、仏などの民心の思いに拍車をかけることになりブレグジットを招いたのであろう。


11月 米大統領にトランプ氏

 11月8日に投開票が行われた米大統領選は、実業家で公職経験ゼロの異色な共和党候補ドナルド・トランプ氏(70)が、当初優勢とみられていた民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官(69)を破り、世紀の“番狂わせ”となった。

 この選挙速報実況は下手な、いや、上手なショーより遙かに見物で、釘付けになってしまった。その結果は、英国の例を見るまでも無く、既にあり得るとは思って居たはずだが、それにしてもまさかであった。これまでの世界の政治、経済の規範を作ってきた2国がこれまで世界を動かせてきた規範をを変更するかのごとくなってしまった訳だ。実際はその後の経過を見れば「ふれすぎた動き」はそれなりに修正されているのだが。

12月 朴大統領、職務停止


 韓国・朴槿恵パククネ大統領の友人女性による国政介入事件を受け、韓国国会は12月9日の本会議で、朴氏の弾劾訴追案を可決した。朴氏は職務停止となり、黄教安ファンギョアン首相が大統領代行となった。憲法裁判所は罷免の是非を決めるため、最長180日間の審理手続きに入った。

 これもマサカーであった。あれだけの権力を持つ者がそうそう簡単に罪人扱いになるとは思えなかったからだが、それは私自身が韓国の政治体制と歴史を知らなさすぎたことにある。10年ほど前に日本のTV界を席巻した韓ドラ時代劇今改めて見ると、実に良く出来ており、最近の日本のドラマを見る気がしないくらいだ。そしてその中では、常に中国の王朝の意向が反映しており、将に属国と言えるのだが、その朝鮮半島は、多くは、新羅など今の北朝鮮に中心がある様で、朝鮮半島の心の中心は今もって平壌の様だ、と思えばムン・ジェイン(文在寅)氏の気持ちも分かる様な気がする。韓国の大統領制はドラマの中で重臣が常に口にする「イエー、チョナ」(「はい、王様」)が今もって生きていた様な政治だったのだ。知らなかった。

 この自分のことがまず第一という思いが深まり、広がる時期は、近代への回帰か、未来への画期かと言える様な時代となった。


 そして、有るだろうと思っていたが、やっぱり、本当だったのだという話。

4月 パナマ文書公開で波紋

 中米パナマの法律事務所から流出した内部文書「パナマ文書」を独紙「南ドイツ新聞」が入手し、4月初旬、世界の首脳らがタックスヘイブン(租税回避地)を通じて、不透明な金融取引を行っていたことが暴露された。文書にはロシアのプーチン大統領の親友、中国の習近平シージンピン国家主席の義兄、キャメロン英首相(当時)の亡父らによる租税回避地利用を示す内容も含まれていた。違法ではないものの、道義的責任を問う声が広がり、アイスランドの首相は辞任に追い込まれた。

7月 国主導 露ドーピング

 世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームは7月18日、12月9日の2度の報告書で、ロシアの国主導によるドーピング不正を認定し、2011~15年に選手1000人以上が関与した可能性を指摘した。検体をすり替えるなどの隠蔽工作は12年ロンドン夏季五輪、14年ソチ冬季五輪などで行われたとし、国際オリンピック委員会(IOC)は両大会のロシア選手の全検体の再検査を決めた。

 この種の有るだろうと誰もが思っていたチョンボの国内的流れが、都政のドン、文科省天下り、森友学園、加計学園問題、自衛隊などの問題が日の目をみてしまった事だろう。そして、日本国民が、小池都政勝利、安倍内閣支持率低下、と反応したことだ。

これまで、人民の空気の変化は世界の話、対岸の火事というよそ事の様な話が一気に日本の空気を変え、安倍政権への支持率を一気に押し下げてしまった。

 これが去年から今年夏までの流れだが、やはり「事実は小説より奇なり」だったのだ。今時の映画やTVドラマがおもしろくないのはあまりに現実がおもしろいからだろう。まー、現実はTVの様に毎週進展は無いが。とにかく物覚え、思い出しが極度に悪くなっている自分の備忘としたい。


 私の個人的な低周波音問題としては、16/3/20 汐見先生がなくなられ、その後、16/11/6 由良の谷口さんも亡くなられたことだ。


 と思ったのだが、実に是は予兆で、ほんの四年後の2020年のコロナ渦が及ぼした影響には負けるだろう。

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