2018-07-19 08:39:01
2020-06-20 08:28:44
あれから2年になろうとしています。この事件のお陰と申しましょうか、翌夏までに全市の小中学校にエアコンが装備されたそうです。
愛知県豊田市で2018年7月、校外学習から戻った市立梅坪小1年の男児(当時6)が熱射病の疑いで死亡したのを受け、市が設置した第三者調査委員会は5日、問題の要因や防止策をまとめた報告書を公表した。教員に熱中症の知識が不足していたため、校外学習を中止する判断に至らず、事態を回避できなかったと指摘している。
報告書によると、男児は18年7月17日午前10時5分ごろ、学校から約1キロ離れた公園に出発。気温や湿度、日射などから熱中症のリスクを数値化する「暑さ指数」は同10時時点で、最も危険度が高い「運動は原則中止」だったが、学校は校外学習を中止するなど適切な措置を取らなかった。
男児は公園で約45分間、遊具遊びや虫取りをした後、午前11時35分ごろに学校に戻り、約10分後に教室で意識不明になった。熱射病は熱中症の中で命に関わる最も重い症状とされる。
要因として、教員の知識不足のほか、暑さ指数に応じて運動の中止や見直しをする危機管理マニュアルの作成指示がなく、学校にマニュアルがなかったとしている。防止策では、熱中症についての教員研修の実施やマニュアルの作成などを提案した。
市教育委員会は18年8月にマニュアルを作成。5月までに教員に研修を行い、6月までに市立小中学校全103校にエアコンを設置する予定。
調査委は男児の死因について、死亡までの経過が早く、熱射病の典型的な症例と異なるが、当日の暑さが影響したと指摘。校外学習前の健康観察や学校の健康診断で異常はなく、従来の対策では防止は困難だったとしている。〔共同〕
17日午前、愛知県豊田市で小学校の校外学習に参加した1年生の男子児童が学校に戻ったあと意識を失い、熱中症で死亡しました。豊田市は、午前中から気温が30度を超え、気象台は、愛知県に高温注意情報を出していました。
愛知県の豊田市教育委員会によりますと、死亡したのは豊田市立梅坪小学校の1年生の男子児童です。
児童は、17日午前、学校から1キロ離れた公園で行われた校外学習に参加し、学校に戻ったあと意識を失って心肺停止になり、その後、死亡が確認されました。
熱中症と診断されたということです。
校外学習は、午前10時すぎから、1年生およそ110人が参加して行われ、30分ほど虫取りや遊具などで遊んだあと、11時半ごろに学校に戻ったということです。
児童は、公園に行く際、前を歩いていた児童から遅れ、「疲れた」と訴えたため、担任の教師が手を引いて歩いたということで、帰りも「疲れた」と話していたということです。
豊田市教育委員会学校教育課の鈴木直樹課長は「学校の教育活動の中で児童が亡くなるという重大な事態が発生した。深くおわび申し上げます」と陳謝しました。
また、梅坪小学校の藪下隆校長は「結果的に大事な子どもの命がなくなってしまい判断が甘かったと痛感している」と話しました。
気象台によりますと、豊田市は、きょう午前9時に30度4分を観測し、熱中症の危険が特に高まっているとして、気象台は愛知県に高温注意情報を出していました。
校長「悔やんでも悔やみきれない」
校長によりますと、児童の母親らはショックを受けている様子だったということですが、担任の心境を気遣うようなことばをかけられたということです。
何れどこかで起きた事件なのでしょうが、豊田市の事件が新聞の一面やNHKニュースのトップにでるようなことはトヨタ自動車が何か起こした時くらいしか記憶が無い。
とにかく、当地豊田市でもズーッと暑さが続き、ズーッと室内に避暑中の私でさえ、メキメキ体力が落ち、昨日は目眩、今日は午前3時に目覚めてしまいました。一日中眠くてたまりません。
昨日(2017/0718)の39.7℃は聞いたことが無い、と思っていたら、100何年の観測史上で最高だそうですから、聞いたことが無いはずです。
小学校の頃夏休みの宿題(?)で毎日気温調べをしてグラフに書いていたが、記憶では33℃くらいが最高だったような。
パンを買い物に行って、レジのおばちゃんと「暑いねー。…」などと言っていたら「全学校にエアコンが付くことに決まったそうですよ」とか。家にエアコンが有る生活で、勉強の場に無いなんて、”命にかかわる”この頃の暑さでは勉強どころではないでしょう。私なら登校拒否になりそうです。
小中のエアコン設置 いまだ半数 暑くても設置率1割未満の自治体も 莫大な予算が課題
早速、市はエアコンの取り付けを手配したが、全校においそれとつくわけでは無い。金が無いわけでは無い自治体なのに、隣の三好市がエアコン設置率100%なのに、0.5%とは言葉も無い。
それにしても三河地方は、昔から”けちたらしい”地域だと思っていたが、特に教育環境の整備もこんなに「けちい」とは。
「世界のトヨタ」が「けち」なのはこの地域の伝統・風土に根ざしているのかもしれません。”カイゼン教”とでも言うのでしょうか、とにかく、時間を、経費を、”乾いた雑巾を絞る”ようにして何兆円もの利益を生み出しているのです。
ま、豊田市の教育だけで無く、日本国の教育自体がおかしいのだから仕方ないのでしょうし、教育現場の真っ只中に居る人間は、自分の日々のことしか考える余裕が無いようで、事件が起きて初めてそれぞれの問題を対処療法的に考える様だ。愛知県豊田市立小学校熱中症死亡事故 – 教育資料庫 (starfree.jp)
2020-06-20 08:28:44
あれから2年になろうとしています。この事件のお陰と申しましょうか、翌夏までに全市の小中学校にエアコンが装備されたそうです。
この秋だったでしょうか、2名の小学生が近くのビルから飛び降り自殺をしました。お互いに関係は無い様でした。しかし、教育責任者は、頭ばかり下げていたのでしょうか、腰が随分お悪くなってしまったそうです。
地元ですから聞こえてきた話です。
多くの事件は余程”大きく”無い限り、その結末を知ることも無く、時の経過と共に消えていきます。多くの裁判でさえ結果は同じで、余程多くの人々の関心を引くことでも無ければ、その結末を知ることはありません。