10/09/19 「エネルギー再考 エネファーム 普及進むも高い購入費」とした、一瞬デジャヴュかと思うよな記事が出ていた。 10/09/08 「エネファーム」好調 ”節電熱”つかむ自家発電という記事がホンの十日ほど前の10/09/08だから、どうして同じ新聞で取材元が同じ様な記事が続けて出たのかと思えば、一応、前者は経済面で、後者は生活面で扱われており、記者も違うし、切り口も違うが、でももう少し間をおいて掲載しても良さそうなモノだが、余程エネファームがお気に入りなのだろう。
繰り返しになるが、エネファームの騒音被害者が既に存在する事実を知っていれば、こうしたまるっと”提灯持ち”のような記事は書けないはずだから、多分一応本当に知らないのだろう。
さて、今回の記事で肝心要のところが解らない。本当にエネファームが200万円投資してもお得なのかどうかと言うことだ。
「発電によって電気代が減る一方で、ガスの使用料がが三倍ほどに増え、ガス代は脹らむ。このため、東邦ガスでは、エネファーム利用者には一般と異なる料金体系を適用。…”一般家庭で月31立方メートルで6258円に対し、エネファーム利用世帯だと月95立方メートル(と三倍以上)だが料金は11000円(で、2倍以下に割引している)”」。と言うことで、「鈴木さん宅では昨年度、平均でガス代が月13127円、電気代は月5049円だった。」と言うことである。
ガスの割引を入れた光熱費合計の昨年度平均(13127+5049=)18,176円は割引のない本来のガス料金ならガスだけで20,000円を超えていたであろうからそれに電気料を足せば本来ならば25,000円程度は行くと言うことであろうが、それがエネファームの御陰で20,000円以下になっていると言うことであろう。ここの、5000円の差が上の記事で言うところの「年間の光熱費を五万円前後節約できるという」点に当たるのだろう。
が、実はと言うことはないが、記事を読めば解るように、記事に登場する鈴木さん宅は新築に際し「十四畳の床暖房や、浴室乾燥」を入れている。そして、こうした便利さがプラスされている事を忘れてはいけない。既設住宅への追加設置だとハッキリとお得度が解るのだが、元々の生活が大きく変わってしまう新築ではエアコン、冷蔵庫、冷蔵庫、調理器などが変わり、本当のところのエネルギーと言うより光熱費の増減は解らないのではなかろうか。
いずれにしても延々と湯を沸かし続け、若干の発電をするというコンセプトはお風呂だけでは余りにもったいない。やはり床暖房にピッタリではないかと言うことが解る。
しかし、こうしたコンセプトは住環境を豊かにするが、多分それまでの光熱費と比べると、結局、かなり相当多くのエネルギー消費することになるのではなかろうか。
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