2015年9月16日05時00分で古い?話になるが、エネファーム裁判が始まり、消費者庁も調査を始めたこの時期に、こうしたマンションを購入してしまった人はどう思うのだろうか。それとも全戸に装備されていれば影響は感じないのかも知れないが、どうなんだろう。しかし、少なくとも割高である事は確かだが。
家庭用燃料電池・エネファームの普及をめざして、都市ガス大手が新築マンション向けの販売に力を入れ始めた。戸建てだけでは思い通りに普及が進まず、一度に大量の契約が見込めるマンション向けに活路を見いだそうとしている。
東京・品川の湾岸エリアに今夏、東急不動産のマンション「ブランズシティ品川勝島」が完成した。平均価格は5千万円弱(70~80平方メートル)で、全356戸にエネファームを装備。東京ガスとパナソニックが2013年秋に共同開発したマンション用装置を業界で初めて採用した。エネファームの設置で1戸あたりの年間光熱費は平均21%、額にして4万8千円分減らせるという。東急不動産の担当者は「震災で節電や環境問題への関心が高まっており、売れ行きは好
調」と話す。
東京ガスは20年にエネファームを30万台普及させる目標を掲げるが、発売7年目になる今年8月時点で5万台に達したばかりで、「マンションにもどんどん設置しないと、目標を達成できない」(東京ガス広報)。
普及のネックは価格だ。戸建て用は当初の350万円から160万円まで下がったが、標準的な給湯器の4倍はする。導入費用がかさむのはマンション向けも同じだが、買い手は立地やグレードを優先する傾向がある。標準装備なら負担感は薄く、転売の際も光熱費を抑えられる点を売りにできる。同社はマンション業者への営業を手厚くし、9棟の1千戸分を受注した。
ほかの都市ガス大手もマンション向けの販売に乗り出した。大阪ガスは兵庫県の大型マンション2棟にエネファームを納入。いずれも戸建て用を改良し、アイシン精機などと組んで販売している。東邦ガス(名古屋市)と西部ガス(福岡市)も、それぞれマンション1棟に納入した。
(米谷陽一)
http://digital.asahi.com/articles/DA3S11966359.html?rm=150#Continuation
長々と前文を引用させて貰ったが、「価格は160万円」「年間光熱費は、額にして4万8千円分減らせるという」2文が欲しいため。
単純計算で減価償却に160万÷4.8万=33。3…年かかることになる。30年以上メンテナンス費も含まず、壊れずに、これだけ稼働するの?エネファームは。
「平均価格は5千万円弱」のマンションを買うような人は、「標準装備なら負担感は薄く」こうした計算はしないのかなー? それとも買った時から「転売の際も光熱費を抑えられる点を売りにできる。」事を考えるのだろうか?
担当者は「震災で節電や環境問題への関心が高まっており、売れ行きは好調」と話す、そう話すしか無いのだろうが、「目標を達成」するには、「関心が高い」人を狙うのが一番。「日本のエコ機器は家庭用にしては立派すぎる高価なモノが多い」とだれかもおっしゃって居たが。