4月からスタートし、6月24日に最終回を迎えたTVアニメ『Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~』。
全12話を見た今の思いを書いていきたいと思います。
長文になりますが、お付き合いいただけたら幸いです。
また、ネタバレ要素満載なので、まだ見ていない方、これから見る方はこのまま違うページに行くことをオススメします(*- -)ペコリ
第1話冒頭。二体の魔獣らしき存在に追われ、血まみれの青年が叫んだ一言。
【愛って何なんだ】全てはこの言葉から始まりました。
夭聖(ようせい)と呼ばれる5人の青年たちが、女王の命令によって人間界に下り、夭聖界で不可欠なエネルギー《愛著(あいじゃく)》を集めることになります。
彼らは夭聖十訓(じっくん)と呼ばれる10の禁止事項を守りながら、人間界での愛著集めを始めるのですが…。
彼らはいじめ・心無い言葉の暴力・人の心を踏みにじるような行為など…様々な事情で苦しむ人達を助けていく中で、自分達の中にある軋轢や悩みとも向き合っていくことになります。
火焔族の夭聖・歩照瀬焔(CV.田邊幸輔さん)と水潤族の夭聖・清怜うるう(CV.バレッタ裕さん)の一族間の確執。
卉樹族の夭聖・睦岡樹果(CV.草野太一さん)が抱える自身の役割への葛藤。
金剛族の夭聖・雅楽代寶(CV.堀曜宏さん)の出生と彼を取り巻く状況。
光輝族の夭聖・阿以蘭丸(CV.坂田将吾さん)がなぜ記憶をなくしたのか。
彼らを見つめる謎の存在・チルカ(CV.住谷哲栄さん)の目的。
そして、夭聖界を復興しようとしている女王にも…。
第1話だけ見ると、登場人物や演出のインパクトの強さで、ある種キワモノと捉われてしまいそうですが、回を追うごとに物語は深みを増し、視聴者に大きな質問を投げかけてくるようになりました。
十訓に書かれた【恋愛・憤怒・嫉妬・冷淡・色欲・暴力・快楽・堕落・傲慢・解放】、11話のサブタイトル【憎悪】を含め、これらは見ている自分達の中にあるものばかりです。
そして、その全てが最終話のサブタイトルである【愛】に繋がっていきます。
かつて共に人間界に下り、沢山の人を笑顔にしたいとアイドルユニットを組んでいたベテルギウス(蘭丸)・シリウス(チルカ)・プロキオン(女王)。
でも、お互いの気持ちのすれ違いから憎み合うようになってしまいました。
ここで自分は思ったんですが、憎み合うって最初に愛が無かったら起きない事なんじゃないでしょうか。
そこに愛が無かったら、その先にあるのは多分【無関心】だと思うんです。
蘭丸もシリウスも女王も、愛があったから酷く憎みあった。
そして、それぞれが大きな愛に気付いたから先に進めた。
焔・うるう・樹果・寶も、それぞれにかけがえのない愛を知り、大切な人達の問いかけによって覚悟を決める事が出来ました。
対象・数・事柄に関係なく、愛する事も愛される事も覚悟が必要です。
そこには【裏切る・裏切られる】ことも確実に含まれている。
全てにおいて覚悟が出来たからこそ、4人も前を向けたんだと思います。
Fairy蘭丸という作品は、時間が経てば経つほどその存在感が見た人の中で大きくなっていくと思うのです。
夭聖たちも、泣かされた人達も、邪魂となり愛著を取られた人達も、自分達の中に居る存在であり、それはリアルで、必ず向き合う時が来る。
その時にどんな選択をするのかは、自分次第です。
この世は美しくて醜い、暖かくて冷たい、強くて弱い。
だからこそ、F蘭丸が説く【愛】について自分は考えていきたいと思います。
最後にお礼を。
アニメは最終回を迎えましたが、まだまだF蘭丸熱は冷めません!!
これからも全力で応援していきます!!
これからも全力で応援していきます!!
たくさんの愛と気付きに溢れたFairy蘭丸、キャストさん・スタッフさん・ファンを含めた全てのF蘭丸ファミリーに感謝!!
そして、心からみんなのことを愛しています。
宝