厳しい寒さが緩み、日中はプラスの気温です。
週の後半は、再び荒天が予想されています。
プラスの気温ながら、次第に冬型の気圧配置となり雪が降り始める頃、例えば、雨から雪に変わる頃、いわゆる湿った大粒の雪が降る時が撮影のチャンスです。
この湿った大粒の雪が、スノーマーク(雪印)雪の結晶を残したまま静かに降り積もります。天からゆっくりと降りてきます。
吹雪になったり、乾燥した雪では結晶が壊れてしまいます。
また、降った後に太陽が出て気温の上昇によって結晶は溶けてしまいます。
自然が創る造形美。どうです、美しいでしょう。
撮影は、夜明け後間もない時間帯が最も適しています。
繰り返しになりますが、時間の経過で結晶が溶けてしまいます。
ひとつひとつの結晶の大きさは、2〜3ミリですから、マクロレンズが適しています。
太陽に反射させて撮りました。
こうすることで、1個の結晶を浮かび上がらせることができるのです。
接写しますから、息を止めて撮ります。誤って吐く息で溶けてしまいます。
小さな花弁や昆虫を撮るのも楽しいのです。
スノーマークは、撮影機会がめっきり減る冬の楽しみのひとつです。