こんにちは、マダム青い森です。
6月19日は何の日?
青森県が誇る文豪、太宰治の誕生日。
そして、命日です。
各地で太宰を偲ぶ「桜桃忌」が行われています。
「桜桃」はさくらんぼのことで、太宰の名作の題名だそう。
太宰の作品は好き嫌いが分かれがちですが。。。
マダムは郷土の偉人として、作品にふれたり、ゆかりの場所をたずねたりしています。
しかし、桜桃忌には行ったことがありませんでした。
今年は太宰のふるさと・金木での桜桃忌に行くことにしました。
今回の桜桃忌は芦野公園駅の喫茶「駅舎」で小規模に開催されました。
芦野公園駅といえば、小説津軽にも登場する太宰の聖地のようなところ。
駅は今は無人駅ですが、かつての駅舎が喫茶店になっています。
そこに郷土史研究家や画家など太宰に詳しい長老3人が集合。
太宰にまつわるお話を聞かせてくれました。
短時間でしたが、いろいろなお話をうかがうことができました。
地元・金木では太宰が亡くなった時、その話題はタブーだったとか。
桜桃忌の名前の由来など。。。
ところで、参加者の中には名古屋から来たという若い太宰ファンも!
なんと13歳の中学生で、アニメがきっかけで太宰が好きになったそう。
好きな作品は「人間失格」と話してくれました。
若い世代にも太宰は生き続けているんですね。
トークショーの後は芦野公園の文学碑でみんなで献花。
実は園内には別に太宰の銅像もありますが、文学碑の方が昔からあるので親しみ深いです。
イベント終了後は「駅舎」でランチをとって、金木の町を少し散策。
帰りは金木駅から津軽鉄道に乗りました。
帰りの列車はこの日からスタートした「太宰列車」でした。
赤いヘッドマークが目印。
車内では太宰の作品にふれられる、いろいろなしかけがあります。
例えば、作品のフレーズをつかったディスプレイ。
ドキッとする言葉もあって、ひとつひとつ読んでしまいます。
味のある手書きの飾り付けが印象的ですね。
他に、アテンダントさんによる作品の朗読も!
太宰列車の初日、桜桃忌当日ということでテレビの取材が来てました。
この日は小説津軽の朗読。
津軽弁ネイティブのアテンダントさん、セリフ部分がとってもイイ♥
太宰列車は9月まで運行していますので、皆さんもぜひ!