ゆるゆる雑記帳

実はプロ野球のブログです。たまに音楽関係の記述をしていましたが、現在は完全にJohn Deacon氏に支配されています。

2022/06/19:青木さん(の機材)に会いに行ってきた話

2022-06-30 00:04:10 | 音楽関係
久し振りのブログ投稿です。
Twitterにも投稿しましたが、きちんと文章で振り返られるようにしたくて書きます。

6/12がお誕生日&命日のベーシスト・青木智仁さん。
ファンになったきっかけは1990年秋から始まったテレビ東京の番組「タモリの音楽は世界だ」でした。
既にベースを弾き始めて2年が経過していたので、しっかりベースを聴く姿勢が出来ていたせいなのか、ボディとフィンガーボードが黒いベースをパキパキ鳴らす姿に惚れたのでした。
しかし当時高校生だったこともあり、ライブには行けず、ようやく行けたのは都内通学になった1993年から(別の音楽ライブで知り合った友人が青木さんのファンになっていたのも大きい)。
就職・転職を経て、距離的な制約により終業後にライブへ足を運ぶことが出来なくなってしまった1999年まで、主に六本木ピットインでの青木智仁BAND、NOBU CAINE、SOURCEのライブに通っておりました。看板バンドばかりなのは予算的制約によるものです。
21世紀に入ってからは自分がプロになれなかった負い目のようなものを感じ、音楽を聴くこと自体がとても苦痛になってしまった為、一旦音楽から離脱をしてしまいました。楽しかった頃の音を聴くことはたまにしていましたが、ベースを手に取ることもごく少なくなりました。
(2018年にQUEENにハマったが為に徐々に音楽に戻ってきたのは別記事で述べております)

青木さんのお誕生日が近くなると、通っていた当時の音源などを聴いていたりします。
そしてたまに行くイケベ楽器店さん(青木さんモデルのM#265 17Pと、ナチュラルフィニッシュのプレシジョンは秋葉原店で購入)のサイトに次のような文字が掲載されておりました。
「青木智仁トリビュートフェア」
現行の青木さんモデルの展示販売会と、ご本人実使用の機材が展示されるというではありませんか。
しかも実使用機材を手に取っての写真撮影OKという何とも太っ腹な企画!



てな訳で新幹線に乗って来てしまいました。自宅から片道400km超え。大阪は心斎橋にあるイケベ楽器店プレミアムベース。
結論から申します、新幹線で行った甲斐がありました!!素晴らしい展示でした。


額装されているポスターは初代青木モデルM#245が発売された当時のもの(後ろ髪結んでらっしゃる)。
Atelier Zのオリジナルモデルが4本。

Hartkeのベースアンプとヘッド(上にDIも置いてある!)。

イコライザーのセッティングもそのまま。

KORGのチューナーとボリュームペダル、フットスイッチ類。
写真はアップしておりませんが、予備の足回り機材もありました。

傍らに大学ノートが置かれており、展示終了後関係者の方々にお渡しするのでご自由にお書き下さいとのこと。
特に青木さん7daysライブの話をもりもり書いてきました。他のページを拝見すると、私以外にも遠方からいらした方がおられました。
角松氏のファンの方が多かったです。

そして店員さんのご協力により、実使用機材と写真に収まってきました。
以下私の写真がありますのでお見苦しいですが我慢して下さい(注意:丸いです)。


まずは青木さんの4弦といえばこれ!のM#245。
あちこち傷だらけで、歴戦の証が感じられます。


こちらは5弦のM#265/70。リア側のピックアップの位置がちょっと違う(言われるまで気が付かなかった……)。
機種名の「70」はビックアップ位置が1970年代のジャズベーススタイルだから、のようです。


ボディ裏はベルトのバックルの跡がくっきりと。
いつもバックルがごつめのベルトをされていたのを思い出します。


これは青木さんには珍しくプレシジョンタイプの5弦、PB-5。
ライブで見たことが無いので、恐らく今世紀に入ってからの制作かな。主に近藤房之助さんのライブで使っていたそうです。
(看板バンドばかり観に行っていたので房之助さんは守備範囲外なんだよな…申し訳ない)


ピックアップがハムバッカータイプの5弦。
どんな音がするのこれ(音出し不可なのが残念!)。純粋にベース弾きとして興味津々な1本。

ヘッドの裏に六角レンチが装着されていたり(付属品で一番失くしがちだと思っているので、これは便利)、5弦のE弦にもヒップショットDチューナーが付いていたり(私も改造お願いしようかしら)。
実際に手に取らないとわからない部分もありました。

これらのベース、弦にサビが浮いていたり、ペグやブリッジがくすんでいたりしています。
もしかして青木さんが使っていた当時のままでは?と店員さんに確認すると、その通りとのこと。
思わず涙が出そうになりました。
青木さんが亡くなったのが2006年のお誕生日。もう16年が経過したのが信じられないです。

展示販売品の中にあった2018年に発売されたモデルM#245TA(4弦)、M#265TA(5弦)。販売品なので写真は撮影しておりません。
青木さんが亡くなった後もメーカーさんが「青木さんならきっとこのようなこだわりをするであろう」という試行錯誤を続けて、最終形態として発売されたもの。

この時に店員さんの説明を受けて初めて知ったのですが、弦ピッチが通常市販モデル品は18mm、青木さん使用品は17mmであること。
私が所有しているM#265 17Pの「17P」は弦ピッチが17mmであることを指しています。イケベ楽器店さんのオリジナルオーダー品で、購入検討時の店員さんは単に「弦ピッチが通常モデル品より1mm狭いので弾きやすいですよ」とおっしゃっていただけでした。
ということはですよ?E弦にヒップショットDチューナーが付いていないだけで、これは実質青木さん本人使用品と大差ないのでは???

他にはブラックカラーのM#300(4弦)とM#320(5弦)がありまして。
店員さんいわく「テレビ番組のレギュラーが決まった時に合わせて作ったそうですよ」。
それって「音楽は世界だ」じゃないですか!!!!!(文頭に戻ります)
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2020/01/13:「ベーシストとソングライターとしてのジョン・ディーコン」vol.2夜の部個人メモ

2020-02-01 15:55:35 | QUEEN
何故か前回のイベントの個人メモをまとめたら、このブログに異常な数のアクセス(ユニークユーザー数3000超!!)があって恐ろしくなっています。あくまでも個人用メモですよ??みんなどうしたの??
とりあえず前回の個人メモにスケールとコードの構成音の補足を追記しました(2020.2.1)。

というわけで去る2020年1月13日に行われた翻訳家・ライターの朝日順子さんと、QUEENESSのメンバーとしても活躍されているプロベーシストののまぐちひろしさんによるディーコン愛が炸裂するイベント、前回と内容を変えての開催となりました。
【注意】
※レポートではありません。自分用のメモに友人への説明用として注釈を入れたものです。補足していない用語等もたくさんありますがあくまでも自分用なのでご了承願います。話も前後しています。
※曲名の後に書いてあるものは、実演時に使ったベースに張ってある弦の種類。メモに夢中で写真は1枚も撮っておりません。
※各項目の※印はベースプレイ上のメモ。
※何かご質問あればわかる範囲でお答えします。Twiiter(@apathy_k)のDMか、このブログのコメント欄へどうぞ。

◆今回のイベント趣旨(朝日さん)
特にベースの実演が好評だったので、実演を増やした。歌詞の解説もします!

◆清水一雄さんのQUEENカバーアルバム(のまぐちさん)
QUEENESSのギタリストで、国内屈指のブライアン・メイ研究家でもある清水一雄さん個人名義による、QUEENのカバーというよりコピーのインストアルバムに、のまぐちさんが参加。
曰く「僕はただベースを弾いているだけ」。
シンセとドラムの入ったトラックを送ってもらってベースを弾いて送り返す形。
ベースはほぼワントラック、原曲にあれば重ねている(筆者註:Killer Queenの2コーラス目サビ直前のG♭から下がるアレか?)。
テンポやステレオの位相までレコーディングバージョンを再現した。
基本的にシンセ(ピアノパート含む)やドラムは打ち込みだが、テンポが変わる曲も多いので結局シンセを弾いて打ち込んでいる部分も多い。

以前K's Guitar Works(レッドスペシャルを作りたくて職人になった方が立ち上げたギター工房)用のサウンドファイル用に本家QUEEN側から許可を取って10曲程録音した際に、ベーシストとして参加したのがのまぐちさん。
そのサウンドファイルを聴いたブライアンから工房側に「Yeah!」という趣旨のメールが届いていた。
「あの時の俺らだよ!進んだの出来たよ!」とブライアンに言いたい。

◆Bicycle Race実演(のまぐちさん・ラウンドワウンド弦)
リズムチェンジ、キーチェンジが多用されていて忙しい曲。
こうでもしないと普通の人はベースに注目してくれない。歌とベースのバランスが大事。

清水さんのアルバムは本物を凌ぐ暑苦しさ、いい意味で笑っちゃう。自転車ベルの部分は当初シンセ音源で入れていたが、どうしてもしっくりいかない為、本物のベルを使った。

※♪I want my bicycle~♪部分の運指はA弦からスタート。

◆ブライアンのギターソロを模したベースソロ実演(のまぐちさん)
現場でベースソロを請われた際にネタとしてやる。
エフェクターをディストーション(筆者註:音を歪ませる)、ディレイ(筆者註:音を遅らせて出力する)の順でかけて、2オクターブ上げる。
ディレイのタイミングに合わせて5度の音を弾く。
(筆者註:ギターの音域と合わせるために2オクターブ上にしていると思われる。また、プレべだと高音域が足りない旨仰っていたので、普段は24フレットのベースを使用していると思われる※プレべは20、E♭が最高音)。
聴いた人に「ブライアン・メイですね?」とニヤリとされる事あり。

のまぐちさんはベースを始めたもののそれを後輩に譲り、高校時代にGrecoのブライアン・メイモデルのギター(曰く「究極のニ○モノギター」)を購入し、フェイズスイッチ(筆者註:しゅわしゅわする音を作るエフェクトのスイッチ)をいじっては「これは何だ?」とやっていたと。その後ベースに再転向。
このベースソロはのまぐちさんご自身のYoutubeチャンネルでも披露。

◆グルーヴの解釈(朝日さん、のまぐちさん)
無音の隙間を追求したのがHot Space(朝日さん)
「ピッタリ合っている」がグルーヴという言葉の本来の意味。「ノリが良い」ではない。
ロック系では16分等、音の刻みを細かくしてスピード感を出すが、ファンク・ソウル系は逆の方向で音を無くす(のまぐちさん)。
※前回と同様にAをルートとした演奏例。
(1)レガート気味
(2)左手と右手でミュートしてスタッカート気味(右手で弦を止める時のアタック音を混ぜるケースも有り)
(3)16分を意識したスタッカート気味(16分のフィルインが入ったもの)
間がある分、自由に動ける。ベースの隙間にドラムが16ビートを入れたりできる。

◆The Rap Of The Gods...Revisited実演(のまぐちさん・フラットワウンド弦)
開放弦のDから2オクターブ上のDが入る(筆者註:Q+ALのニールも同様だった←ライブで観察してきた)。
2オクターブ上が入るのはすごいアイディア、かなり攻めてる!ジョンすげえな!
ほとんどルート音(筆者註:根音、コードの根っこになる基本の音とでも言うべきか)で弾いている。シンプルだけど好き。

清水さんのアルバムではコーラスを清水さん(低音部)とのまぐちさん(高音部)で入れている。
各パート2本×5回重ねている。

◆Bohemian Rhapsody実演(のまぐちさん・フラットワウンド弦)
コードはシンプルで、ルート音を弾いているだけだが、B♭→G→C→Cと来てオクターブ上のFが入ることによってドラマティックに聴こえる(♪Pulled my trigger, now he's dead~の所で入るF音)。攻めてるベース。

※F音の運指はのまぐちさんはG弦、ライブでのジョンはD弦。右手もツーフィンガーのみでプレイ。今回のデモ演奏ではレコーディングバージョンを再現しているようだ。

◆Cool Cat歌詞解説(朝日さん)
タイトルは「カッコいい野郎」。歌詞はフレディと思われる。一番性的志向があからさまに出ている歌詞かもしれない。

cruising
→ナンパ相手を探して流すの意味。

後輩にアドバイスをする歌詞。
登場人物はおしゃれで目立ちたがり屋。

hit the big time
→大ブレイクする、でもこの登場人物はまだブレイクしていない。

スピード出しすぎだからスローダウンしなさい、とアドバイスしている。
フレディとジョン2人だけでレコーディングした曲。

◆Cool Cat実演(のまぐちさん・ラウンドワウンド弦)
珍しくジョンのスラップが聴ける曲(曲の一部に少し入る程度)。1コーラス目はプルのみ、2コーラス目はもう少し入っている。
初期のQUEENの曲からは考えられない音作り。ノンジャンル、節操がない。そこが面白い。この時期はフレディもジョンもブラックミュージックに傾倒していた。
(筆者註:フレディのファンク・ソウルテイストの曲は完全にそれではなく、やっぱりどこか変←褒めてる。ジョンが一人で作った曲の方が余程それっぽい)

◆Rain Must Fall歌詞解説(朝日さん)
後輩にアドバイスするというCool Catとの共通点あり。

I can see it in your stars
Life is so exciting
→こちらの登場人物はブレイクして大スターになっている。

And looking so mysterious
→フレディのインタビューに「ミステリアスにしたい」という発言がよく出てくる。

a little rain must fall
→時々雨が降る→たまには辛いこともある

Be cool
→クールに構えろ、他人の意見は変えられないから(酷評するメディアのことを指す?)

Anyone who imagines
That can blindyou with science
Bully you all over
With property and finance
→フレディが歌詞を書いたと言われているが、この部分は現実的なのでジョンが書いたのでは?

◆Rain Must Fall実演(のまぐちさん・ラウンドワウンド弦)
部分的にシンセベースが使われていると推測。Low-Cが使われている+音色から。手弾きないし打ち込み(筆者註:パソコンのシーケンサーソフトや、シーケンサー専用機を用い、音価を指定してプログラミングするもの。デスクトップミュージック(DTM))。ベースラインはパターン化されたもの。
ジョンは5弦ベースは使っていないと思われる。
(筆者註:4弦ベースの最低音はLow-E。その1音下のLow-Dが入っている曲が数曲あるが、これはE弦をDに落としてチューニングしてあるもの。ダウンDチューニング。例:Fat Bottomed Girls、White Man、Headlong。なお5弦ベースはLow-Bが最低音)

◆Anothe One Bites The Dust実演(のまぐちさん・ラウンドワウンド弦)
前回も話に出たレコーディング音源のピッチが高い件(筆者註:大雑把に言うとEとFの間のピッチで、A=440hzでチューニングすると全く合わない)。
映画ボラプでレコーディングシーンが出てくるが、テンポが遅い。また(レコーディング音源の)歌の音質は違和感がない。よってレコーディング音源のピッチを高く(筆者註:テープの回転を上げるとピッチが高くなりテンポが早くなる)してから歌を入れたのではないか?
装飾音の16分A→Gはあったりなかったり。
イントロは10小節だが、ライブは8小節でフレディが歌いだすことが多い。
(筆者註:映画ボラプはピッチが既に高めだが、レコーディング音源と比較するとほんの少し低い。この部分を弾いているのはQ+ALのニール。エンドロールでクレジット確認。弦の摩擦音が入っていたので彼のセッティングはラウンドワウンド弦使用で間違いないと思う)

◆Back Chat歌詞解説(朝日さん)
一番歌詞の完成度が高い。韻を踏んでいる。

◆Back Chat実演(のまぐちさん・ラウンドワウンド弦)
のまぐちさんが現在バックバンドのメンバーとして参加されている某シンガーT.T氏の曲に酷似しているものがあり、現在でも演奏することがある為「どっちだっけ?」とほぼ一緒のベースラインが混ざることがある。T氏の曲は最後にシンコペーションが入る。
1984年3月末にThe Worksのアルバムプロモーションでジョンとロジャーが来日した際、本人たちにT氏の曲を聴かせるとテレビ番組をリアルタイムで見た(朝日さん)
中学生の時に聴いて「やべえな」「アレンジャー遊んでるな」と思った(のまぐちさん)

※メインリフの2小節目ハンマリングオンあり
※キメのA→C→D→F→GはC以降A弦のみで上がっていく運指であった(D弦が混じると音が細くなるせいか?)

◆Don't Stop Me Now実演(のまぐちさん・ラウンドワウンド弦)
テンポはそんなに早くないがスピード感がある。バスドラムが8分で細かく踏んでいる。
ところどころF♯→Dが入ったりするのも効果的(♪That's why they call me Mr. Fahrenheit~の部分)。
8ビートでシンプルだが4小節ではなく5小節のパターンで出来ている為、初見では弾けない意外な難曲。何となくしか知らない人と演奏すると大抵途中で演奏が止まってしまう。

※イントロはプリングオフ(右手を使わず、弦を左手でひっかけて音を出す)とハンマリングオン(右手を使わず、弦を左手で叩いて音を出す)混じり。(筆者ひとりごと:フラットワウンド弦だとプリングオフがめちゃくちゃやりづらい、困る)
※♪I don't wanna stop at all~のB♭→F→2オクターブ上のB♭、運指はA弦→A弦→G弦

◆The Millionaire Waltz実演(のまぐちさん・フラットワウンド弦)
ベースラインではない、カウンターメロディー(筆者註:対旋律、オブリガード。メインメロディーと対になるようなフレーズ)。緻密なアレンジがされている。
エンディングは同じフレーズを弾いているが、楽器の構成が違うから違っているように聴こえる。

◆You're My Best Friend解説(朝日さん)
ヴェロニカ夫人に宛てられたと言われている曲。
なおジョンがインタビューで「エルビス・コステロの「ヴェロニカ」が好き、妻の名前だから」と答えているものがあるが、当該曲(ポール・マッカートニーとのコラボ曲である)は認知症のおばあちゃんを歌ったものである。

◆You're My Best Friend実演(のまぐちさん・フラットワウンド弦)
楽器をやっていない人はベース音として聴き取れないのでは?
イントロのフレーズはCメジャーのペンタトニックスケールであることに気が付いた。
(筆者註:ペンタトニックスケール→1オクターブに構成音が5個ある。メジャー=長調。ヨナ抜き音階もペンタトニックスケール)
構成音はC,D,E,G,Aだが、Hi-C→Hi-D→Hi-E♭→Hi-E→G→A→Hi-Cというフレーズで、装飾音のE♭が入っていることによってペンタトニックに聴こえない。

◆質問コーナー(参加者からのまぐちさんへ)
Q:You're My Best Friendに重音(和音)が入っているとは思わなかった(筆者註:♪You're my sunshine~のコードD部分。DとF♯の和音。運指は12/D弦+11/G弦)。
A:あくまでも自分はこう聴こえるだけであって、正解は不明。

Q:右手の使い方の件。ジョンはスローテンポの曲で親指だけで弾いていることがあるが、音が丸くなる(というか太くなる)以外のメリットがあれば教えて欲しい(筆者質問)。
A:ライブバージョンのBohemian Rhapsody等で見られるもの(レコーディングはツーフィンガーと思われる、のまぐちさんも実演時はツーフィンガーでプレイ)。
ジョンがやっていたかどうかはわからないが、利点としては次の通り。
(1)分散的にそれぞれの弦を弾くことができる(アルペジオ的)
(2)ブリッジミュートができる
(筆者註:ブリッジミュート→右手の小指側面をブリッジの上に乗せて、弦をミュートする奏法。ジョンはピックを用いて弾く場合に用いているのが見受けられる。例:Under Pressureのあのベースフレーズ)
細野晴臣氏が近年ずっと親指だけで弾いている。

◆宣伝(朝日さん)
2/2のクイーン・シンフォニックの開演前に、石角隆行さんとミニトークショー。
◆宣伝(のまぐちさん)
クイーン・シンフォニックの裏で2/1にQUEENESSライブあり、横浜パラダイスカフェ。

【こぼれ話】
会場にいらしていた石角さんと終演後少々お話を(昨年10月末の松本イベントに携わっていたのでご挨拶を兼ねていた)。
彼の開口一番が「マイ・ベスト・フレンド、あんなに動くベースラインだとは思いませんでしたよ!」

【謝辞】
当日ジャンケン大会に勝った方、「ベース弾いてらっしゃる方ですよね?」とお声掛け頂きありがとうございました。
相互フォロワーさんのお知り合いの方だったようなのですが、お名前を伺いそびれてしまったのでこの場を借りて御礼申し上げます。(まだちゃんと練習してなくて弾けません)
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Deacy's Bassの素人感想と考察あれこれ(24)

2020-01-14 21:38:06 | QUEEN
1/13の楽器カフェイベントの話はもう少しお待ちくださいね。

ベースに関するツイートを抜き出して貼り付けるだけのブログ。
ちょっと頻度が減ってきています。6/8以降のツイート抜き出しのはずが、いきなり6/13に。
Deacon氏の考察すらしてないなこの期間。2019/07/31までのツイートです。途中で緊急入院していたりします。

◆Q曲やりたいと募集かけるとベース以外見つかり辛い状況どうにかなんない?(わたしがベース弾き)
※ドラムとエレキギターとヴォーカル募集しています。フルート&ピッコロ、ピアノ、爭、アコギは締め切りました
posted at 14:06:42(2019/06/13)
→ゆるーいQUEENセッション、まだまだ他のパート募集しています。

◆Q+ALのリハが始まったとのことでニールのインスタ。ハートキーのアンプ使っておられる!アルミコーンで音抜け良いのですよ

Neil Fairclough on Instagram: “We’ve started!!!😀👍 #queenandadamlambert #rehearsals #hartke #fenderprecision Xx”

1,047 Likes, 135 Comments - Neil Fairclough (@neilmfairclough) on Inst...

Instagram

 

posted at 06:20:14(2019/06/20)

◆やっぱりフィンガーレスト付けようかなあ。邪魔だけど。両面テープで貼って仮装用にするとか…
posted at 18:20:41(2019/06/20)

◆ディーコンベーススタイル研究でお金もらえないかしら
posted at 19:33:18(2019/06/21)
→お金もらったら責任が生じてしまうのでそれはそれで嫌だ(何せ正解がわからない)。

◆先達多いはずなのに、めちゃめちゃ情報量か少ないのは何故?
(だから自力でそこそこ研究している)
posted at 19:35:58(2019/06/21)

◆ここのところベース練習さぼっていたので、本日弾きまくっていたら、右指に水ぶくれ発生のため途中で断念。意識して右手のアタック強くしたら失敗しました。元々アタック弱いんす
posted at 23:01:40(2019/06/25)
→このあたりプロになれなかった理由のひとつ

◆ライブエイドの時間に合わせておうちウェンブリー(映画じゃなくてライブビデオ流す)やりたいんだよね…合わせてベース弾くの。
ディーキーと一緒に弾きたい。
posted at 12:11:45(2019/06/28)

◆右指の水ぶくれが治癒してきたのでベース練習再開。
先日買ったミニミニサイズのアンプが優秀すぎて、これで練習してる。
なお、現在手慣らしはBack Chatです
posted at 00:47:55(2019/06/29)

◆やっぱりベース弾くのって楽しいわ。
プロ断念した後も結局弾いていて、今更ながらジョン氏にハマって。
現在とても楽しいです。
posted at 01:52:45(2019/06/29)

◆出先でQ曲流れるとめちゃくちゃベース弾きたくなる現象に何か名前をつけたい
(ジョン氏堪能中)
posted at 18:52:18(2019/06/29)

◆今日はスタジオ練習してくる。爆音で音源流して一緒に弾いてやりますよ
posted at 07:49:07(2019/06/30)

◆今日のトレーニングメニュー
ライブエイド(映画版)
Dragon Attackを3回(On Fire版)、Staying Power(On Fire版のシンセベースを生ベースで)、Play The Game、Save Me、Back Chat、Another One Bites The Dust(これも全てOn Fire版)
posted at 14:30:20(2019/06/30)

◆Killer Queen、Bicycle Race、I Want It All、Headlong、Fat Bottomed Girl、The Show Mast Go On(GHから手当り次第て感じ)
posted at 14:30:21(2019/06/30)

◆録画しないかわりにごりごり弾けても弾けなくてもやりました
posted at 14:34:45(2019/06/30)
→これを読んだフォロワーさんから「耐久レースのよう」と。

◆昨年10月までの自分には全く想像できなかったことが起こっていて、毎日が楽しい。
ベース弾いていて良かった。
posted at 23:08:39(2019/07/04)

◆公式リセールの話をフォロワーさんがされていたので、急遽本日のGod Save The Queenのライブに行くことにしました。ベースの方を観察してきます!
なお入場は開演ギリギリになる模様
posted at 12:20:48(2019/07/05)
→アルゼンチンのトリビュートバンドのライブへ。

◆God Save The Queenのライブ行って良かったーー!!!!
ベース入りの曲は全部エアベースやっちゃった!(練習している曲ばかりでした)
posted at 21:31:07(2019/7/05)

◆黒プレベ1本で演奏しておられた…エフェクターの使い方も良かった
posted at 21:33:05(2019/7/05)

◆そしてわたしの聴き方は普通ではない模様
ジョン氏というかベースに対してマニアックすぎる
posted at 21:40:43(2019/7/05)

◆火力はどうも強めっぽい
posted at 21:43:33(2019/7/05)

◆ベースの方がピック使ったのはUnder Pressureのみとお見受けしております。
posted at 22:02:02(2019/7/05)

◆Dコンさんベース専門同人誌作れと言われているような気がする。…奏法とベースフレーズ研究に振り切ったやつ。
見た目は他の人がたくさん描いてるけど、私にできるのはベース研究だけですのでね。
需要あるんかな
posted at 13:52:34(2019/07/06)

◆1曲ずつ解説していくとか正気の沙汰じゃないやつとか(自分がまとめたいだけ)。何年かかるのだ
posted at 13:53:49(2019/07/06)

◆だってさ、これだけファンの分母多い人なのに、わたしが知りたい情報皆無なんですよ?
ないなら自作ですよ!
posted at 14:02:21(2019/07/06)

◆今までコピー本56ページ50部が最大なんですががが
思ったより反応あって怖い
何年もかかる見込みですよ…
posted at 14:51:20(2019/07/06)

◆あ、情報ないのって著作け…
すんませんあんまり拡散しないで…
posted at 07:33:20(2019/07/07)

◆母(ブライアンと同い年アマチュア声楽家)ボラプ初鑑賞感想。
ライブエイドがラストで良かった、その後の話はエンドロールでさらっと流すだけで正解。音楽の画面とのシンクロ具合がとても良い、普通に聴いているだけではわからない。音楽そのものも良い。
posted at 15:39:13(2019/07/07)

◆ライブエイドのシーンを見て、娘(わたし)が躍起になって解禁シャツを探したのと新しいベースを買った理由を理解したとのこと
posted at 15:39:13(2019/07/07)

◆ピックガードに3枚ピックを挟んでいる写真、今確認できているのがピック弾きを多用し始めたと思われるThe Worksツアーしかない。他に例があったら教えて下さい。
posted at 07:03:04(2019/0710)

◆そういえば佐藤真一の出囃子ってDon't Stop Me Nowだったということを本日思い出した
posted at 20:58:53(2019/07/11)
→スワローズOB戦を神宮球場で観戦しながら。

◆ライブエイド当日、おうちウェンブリーにチャレンジ。
現地時間に合わせようとするも、めちゃくちゃ眠くて20分くらい早めにスタート。ライブDVD見ながらベースを弾くだけだったんだけど、楽しかった…
この時はジョン氏がノッていたのかやたらとグリッサンド入れてて、私もぶおんぶおんやりましたよ
posted at 15:09:31(2019/7/15)
→しかも人の家で深夜ライブエイドですよ…(さすがにアンプシミュレーターからのヘッドホンアウトです)

◆ちゃんぴょんなんか、一番派手なベースラインに仕上がってる(当社比)
posted at 15:17:31(2019/7/15)

◆やっぱり映画ボラプ見た後はどうしてもベースを爆音で弾きたくなる
でも今日明日は用事があってスタジオには入れない。いつも行く成田のスタジオ空いてるのに…うう
なお明日も柏でボラプ!
posted at 10:55:07(2019/07/02)

◆5/11に唐突に「おうち代々木体育館」と称してライブ円盤に合わせてベースを弾き倒す生配信をしたことがある。カメラのセッティングがイマイチであった。
面ディーコンでまたやるか?
posted at 17:31:12(2019/07/02)
→1985年の代々木体育館の音源はマスターテープの再生環境のせいか、やたらピッチが高いのである。
A=440hzに修正してくれたら高くても買う…!

◆なんでみんなアフロジョン送ってくれるのかと思ったら、表紙だったあああ(ベッド上でごろごろしている)
posted at 11:46:01(2019/07/24)
→前々日夜より38度台後半の発熱があり、この日から蜂窩織炎で緊急入院したのですが、フォロワーさんからアフロジョンの写真ばかりお見舞いと称して送られてきており、何事かと思ったらシンコーから出るディーコン本の表紙でした。

◆影のリーダーとか言われててうんうんと頭を振るディーコン過激派>RT
世界初のディーコン単独本てすごいな(逆に言うと他に無いから散らばってるネタから探すの大変てことか)
posted at 12:19:45(2019/07/24)

◆お写真以外はディーキーネットさんの力添えがすごそう
posted at 12:21:31(2019/07/24)
→結局殆ど頼りにされてましたね…

◆わたしジョン氏のベース奏法に関しては検索しないでライブ映像等を見ながら自力で研究してるんですが、元来の自分のスタイルと異なっているのでめちゃくちゃ面白くて、観察のやり甲斐があります(続く)
posted at 12:57:56(2019/07/24)

◆続き)体格の違いで再現出来ないものが多くてがっかりしては、どこまで自分に適応させられるか考えてます。最初に自分に対してがっかりしたのはオルタネイトピッキング。常に弦に対して並行にピックを当ててるの。だからダウンとアップで音のバラツキが無い(続く)
posted at 12:57:57(2019/07/24)

◆(続き)自分の場合、左手が届かないのでどうしてもネックを立て気味に構える必要があり、ピック弾きの際は必然的に弦に対して斜めに当たる。ダウンの方がアタックが強くなる。残念ながらダウンピッキングで対応するしかないなと。でもStone Cold Crazyはオルタネイトじゃないと速さに付いていけない…
posted at 12:57:57(2019/07/24)

◆そんな葛藤を抱えながら、なんやかんやでジョン氏を眺めるのが好きなので、まだまだディーコン過激派と名乗っておこうと思います…
posted at 12:57:58(2019/07/24)

◆今回もQUEEN本を病室に持ち込んだら、初日担当の看護師さんもQUEENファンとのこと。ライブ抽選外れて悲しいと。
…でもディーコンの名前がすんなり出てこないのは何故よ…あ???
posted at 15:04:39(2019/07/24)

◆どうも自分強火すぎて普通の人と違うジョン論をかましているようなのですが、大丈夫ですかね??
posted at 17:10:17(2019/7/26)

◆なお自分は「あの子」呼ばわり好きじゃない(ファーストインパクトがアフロのおっさんで、ファンじゃなかったけどその後全てがリアルタイムだから)
posted at 17:43:54(2019/7/26)

◆点滴中腕が使えないので(関節近い場所に入れている為、曲げられない)4月から5月に撮ったスタジオ練習動画を確認している。長尺すぎてアップロードしていない、名付けて1986年マジックツアー1本勝負(笑)。通しで弾き倒すやつ。後半になればなるほど疲労でよれよれな音。まだまだ精進せにゃ…
posted at 11:55:30(2019/07/27)

◆弾いてる仕草、良く「ジョンっぽい」とか「ナイスディーコン」とか言われるのだけれど、謎ステップ以外はベース弾きあるあるだと思う…
posted at 12:29:19(2019/07/27)

◆ジョン氏の写真眺めてニヤニヤしながら入院しています(今年2度目)
posted at 17:42:00(2019/07/28)

◆好きな音楽の区分は、自分がベースを弾きたくなるか否かが基準な気がしている。少なくともベースを弾き始めてからの1988年以降は。
posted at 09:28:33(2019/0731)

◆ジョン氏に憧れてベースを手に取る人は多いと思うけど、自分のように経験があるベース弾きが音を変える為にわざわざプレベ買ってフラット弦張って…とやっている人いたらお友達になりたい
※ベースは1988年から弾いてますがQUEENのファンではなかった
posted at 20:37:46(2019/0731)
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2019/12/12:「ベーシストとソングライターとしてのジョン・ディーコン」第2回追加公演個人メモ

2020-01-12 23:11:16 | QUEEN
(2020.2.1一部構成変更・スケールやコードの構成音説明追記)
去る2019年12月12日に開催された、翻訳家・ライターであり「クイーンは何を歌っているのか?」著者の朝日順子さんと、プロベーシストでQUEENのトリビュートバンドQUEENESSにも参加されているのまぐちひろしさんによるトークイベント「ベーシストとソングライターとしてのジョン・ディーコン」(追加公演2本目)に行って参りました。
ジョン・ディーコン氏のファンになって1年ちょいとファン歴は浅いものの、曲がりなりにも彼のプレイを研究してきた私にとっては大変有意義なイベントであり、数あるQUEEN関連イベントの中でも大本命と位置づけて鼻息荒く足を運んで参りました。

1ヶ月経過してしまいましたが当日のメモをば。

【注意事項】
※レポートではありません。メモです。
※時系列では書いておりません。
※わたくしApathy K.が個人的に疑問に思っていたことの見解などを中心にピックアップしている為、自力で研究した成果と共通するものはメモしていません。
※箇条書きかつ私の脳内変換もあるので、回答頂いたそのままではありません。なお解釈はのまぐちさんや筆者である私の見解であり、正解は誰にもわかりません。


【質疑応答で筆者質問にご回答いただけたもの】
◆ジョンのフレットレスプレイについて
Q.彼のピッチ取りは迷い無く正確である(フレットレスはピッチがそこまで正確に出ないのが普通である。その揺らぎがフレットレスの特徴とも思ったが)。
正確なピッチ取りをする為のコツなどあれば。
A.ジョンはフレットレスの前にウッドベースから入っているのではないだろうか?
ウッドベースの長いネックからエレクトリックに移行する場合は押弦が楽になるので。
(筆者註:エレクトリックベースの前にウッドベースをやっていた、というのではなく、エレクトリックフレットレスベースの前にレコーディングでウッドベースを手にしていたという意味だと思います)
→プレイ上のコツとしては練習して慣れるしかないと解釈。

◆エフェクターについて
Q.基本的にステージ上ではイコライザー(EQ)、リミッター、プリアンプの3種を使用と推測している。
のまぐちさんの推測はいかがであろうか?
A.グライコの低音部を思い切り上げている、コンプレッサーはきつめにかかっているよね!
※この後、シ○コーさんのディーコン本を買って新事実が出てこないかと読んだものの、今まで以上に突っ込んだ話が無かった…と無念そうにしておられた

※エフェクター効果説明(筆者)
★イコライザー(EQ)、グラフィックイコライザー(グライコ)
→特定の周波数帯域を強調したり減衰させたりするもの。グライコは帯域ごとにわかりやすくコントローラーが並んでいる。
★リミッター、コンプレッサー
→音量のばらつきを抑えるもの。(最初のアタック音が最大音量になる為、音質を変える効果を狙って使う場合もある)
ぶっちゃけ言うとこれをかけるとバランス取れて上手く聴こえるよ(個人的には薄ーくかけてます)
★プリアンプ
アンプに通す前に音を増幅させるもの。音量を大きくしたり、音質をはっきりくっきり・固くしたい時に使う。
(この回路がベース内部に入っているものもあり、この回路をアクティブサーキット(回路)と言う。それに対して入っていないものをパッシブサーキットと言う。ジョンのメイン機であるプレシジョンはパッシブ)

以上の機能はレンタルスタジオに常備されているベースアンプにはたいてい付いていると思うので、実際にお試しください。
おうち練習用の小さなアンプでも簡易的なものは付いている機種あり。

【以下トーク内、他の方からの質問などで印象的だったもの箇条書き】

◆Another One Bites The Dust(のまぐちさん)
レコーディング音源のピッチがEmとFmの間に聴こえる。Emで録音してピッチを上げたものと思われる。
初めて耳にした時に、(E弦の)1フレット(Fm)だと思ったが、どう考えても(E弦の)開放弦(Em)の音がして疑問であった。
当時はライブ映像も無かったのでわからなかった。
録音テープの回転を上げてピッチを高くした理由を推測すると、(1)テンポが気に入らなかった、(2)タイトな音質にしたかった、のどちらかだと思う。(筆者は後者の理由だと思っている)

◆ピックプレイについて(のまぐちさん)
1979年頃から使用。使用基準は恐らくジョンの気分による。
ジョンはギターも同じピックで弾いていたようだ。恐らくナイロン製。
自分の弾きやすいピックで弾くことが大事。のまぐちさんがQUEENESSで使うベースに両面テープで貼ってある青いピックは飾り。普段は柔らかめのものを使っている。
(筆者註:のまぐちさんのピックを拝見したところ、ダンロップの亀マークのレギュラー型、濃いピンク色のものを使用されていた。0.71mmか0.96mm厚かな。ジョンは恐らく1.0mm厚。私は三角形のおにぎり型の1.0mm厚がフィットするのでそちらを使用)

◆ディーキー・アンプについて(のまぐちさん)
カーステレオを改造して作った話を聞いたことがある。自宅練習用のミニアンプではなかったか?
小さいアンプなので再生可能な音域帯が限られており、低音が出ない。薄い音。
ブライアンのギターは主旋律を3本重ね、副旋律も3本ずつ重ねている。
いいアンプの音で入れると響きすぎる。ディーキー・アンプはたくさん音を重ねた時にちょうど良い効果が出る。

◆Killer QueenのG♭からGへ下がるベースのフレーズ(のまぐちさん)
Top Of The Pops等の映像ではG弦1本で弾いているが、実際に出ている音と異なる。
あのポジションではもっとスライド的な音になって、音階がはっきりしないはず。
G弦、D弦、A弦のハイポジションを使ってちゃんと弾いていると思われる。
(2020.2.1追記:Q+ALのニールもちゃんとハイポジションでちゃんと弾いておられました!)

◆スラッププレイについて(朝日さんより「前回開催時にお客さんからスラップで弾いている曲は何?」という質問があったとの前振りで、のまぐちさん回答)
Cool Cat、ライブ版のAnother One Bites The Dust、Dragon Attack等
(筆者註:Somebody To Loveのライブバージョンのアレはアタック的に使うものでスラップに含まれない模様。Don't Try Suicideのイントロ~Aメロに触れなかったのが引っ掛かる。あれスラップと違うのかなあ?あとはわかりにくいけどOne Visionのレコーディング版イントロもサムピングだと思う)

◆The Millionaire Waltz(のまぐちさん)
アンサンブルが緻密にアレンジされた曲。ピアノとベースは同時に録音ではないだろうか。
ピアノがバッキングになってベースが乗る。

◆フラットワウンド弦とラウンドワウンド弦(のまぐちさん)
コピー当初ラウンド弦で弾いており、どうしてもジョンのサウンドが出せず。
映像からフラット弦であることがわかり、併用することに。
ジョンがいつからラウンド弦を使い出したのかはわからない(筆者註:イギリスのベース専門誌によると1985年との記述がある)。

※弦の説明(筆者)
ベースの弦は芯になる針金の周りに、別の針金が巻かれて構成されている。
この巻かれている針金のタイプで主に3タイプに分かれる。

★ラウンドワウンド
→巻き線の断面が丸い。手触りはざらざら。音の立ち上がりが良く、はっきりした音が出る。サスティン(音の伸び)も良い。
現在一般的に使われているものはこれ。1986年マジックツアーのメインベースは恐らくこのタイプが張ってある。
写真は筆者所持のミディアムスケールのベース。


★フラットワウンド
→巻き線が平べったい。手触りはつるつる。もこもこした音が出る。サスティンが伸びない。弾きづらい(特に右手が大変)ので初心者さんにはお勧めしたくないけど、70年代ジョンには欠かせない弦。
写真は筆者所持の5弦フレットレス。


★セミフラットワウンド(ハーフラウンド)
→ラウンドワウンドの表面を削ってつるつるにしたもの。ラウンド弦とフラット弦の中間の音。使っている人は少ないかも知れない。
(弦は持っているけどまだベースに張っていないので写真なし)

◆Who Nees You(朝日さん、のまぐちさん)
ラテン風のアレンジ構成でフレディの声に良く合っている。

◆Hot Space(朝日さん)
ブライアンのMojo誌のインタビューによると「ホットな隙間」のこと。
ミュンヘンのスタジオ近くにあったシュガーシャック(クラブ)でQUEENを流してもらったら合わない、フリーの曲が流れたら隙間があって良かったという。
→のまぐちさんによる無音のグルーヴの比較実例あり。
(1)レガート気味に弾く
(2)左手と右手のミュートを入れてスタッカート気味に弾く
(3)スタッカート気味の別バージョン
(4)間に装飾音を入れる
(5)リズムを変えて盛り上げていく(16分を入れたりする)

◆You're My Best Friend(のまぐちさん)
ベースのフレーズが攻撃的。
あそこまでハイポジションは普通は使わない。
ピアノがベースの音域を弾けるので、ベースで高音域にいってもおかしくはない。

◆Liarのソロ(のまぐちさん)
シンプルだけど印象的。
ソロに入る前のギターとのユニゾン部分はマイナースケールで構成。
音が上がっていく時はドリアンスケール(装飾音D#があるので構成音だけでは厳密に言うとドリアンスケールではないけれども、の前置きあり)、下がっていく時はマイナースケール。
G弦を使わずD弦1本で弾いていく理由としては、(1)見た感じがかっこいい、(2)低音重視の音質を選択している(筆者註:弦が細いと音も細くなる)と推測。

※スケールの説明(筆者)
★Eドリアンスケール
構成音→E、F#(G♭)、G、A、B、C#(D♭)、D
★Eマイナースケール(エオリアンスケール、ナチュラルマイナースケールとも。要するに普通の短調音階。単調なのに#付きで記述している理由は、その方がギターやベース弾きにとってわかりやすいから。やたら♭が多いフレディの曲は弾きづらいよ!←個人の感想です)
構成音→E、F#(G♭)、G、A、B、C、D
構成音を順番に並べていくだけでLiarのソロになるのでお試しを。

◆ベースのフレーズの基本(のまぐちさん)
ディミニッシュコードの構成音を弾くのが良く出てくる。
'39(Bメロの♪And the stroy tellres say~♪のレコーディング音源Edim・ライブバージョンE♭dim)、Radio Ga Ga(Bメロの♪A back drop for the girls and boys~♪のA♭dim)等

※コードの説明(筆者)
★Edim構成音(レコーディング音源)→E、G、B♭、B
★E♭dim構成音(ライブバージョン)→構成音→E♭、G♭、A、C
★A♭dim構成音→A♭、C、E♭、B♭
コード構成音を弾いていればどうにかなる節がある。ジョンが弾くライブバージョンを聴く限りだと、構成音を守りつつ弾いている音の高さが毎回どこか違っている感じ。
シ○コーのディーコン本に掲載のニール・マーレイ氏コメント「「Somebody To Love」の全テイクを聴くとベースだけで50通りある」というのはそういう事かと。
器用な方なら、いつ・どこのライブバージョンでと弾き分ける人もいるかと(筆者には無理)。

◆おすすめベースライン(他の参加者さんからの質問)
You're My Best Friend、The Millionaire Waltz、Under Pressure(のまぐちさん)
Spread Your Wings(朝日さん)※朝日さんはこの曲そのものが大好きだそうで、ライブバージョンを聴いて壇上で感激のあまり涙ぐんでおられたのが印象的。

◆QUEENの曲を弾く時に心がけていること(他の参加者さんからのまぐちさんへの質問)
とにかく楽しく弾くこと!!!!!(筆者心の叫び:今本当に楽しいよ!ありがとうジョン!)

◆小学校の体育の先生の話(朝日さん)
アメリカの小学校。1,2,3,4,1,2,3,4の号令が1,2,3,41,,2,3,4(2小節目の1が半拍前にシンコペーションしている)だった。

◆ハイポジションについて(のまぐちさん)
プレシジョンベースはハイポジションが弾きにくい。ネックとボディのジョイント部分が邪魔になる。
(筆者駐:ハイポジションが弾きやすいように形状に工夫してあるベースは勿論あります。自分の元々のメイン機は24フレットあり、最高音Gも弾きやすいです)
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Deacy's Bassの素人感想と考察あれこれ(23)

2019-12-27 21:24:09 | QUEEN
ジョン氏に関するツイートの抜き出し貼り付けブログ、今回は2019/5/13-2019/6/7分。

◆土曜に撮った動画見てて思ったんだけど、私のベースを構える位置は斜め。左手が届かないからネックを高く上げて弾く。
そうするとピック弾きした時に弦とピックは並行にならず、ジョン氏のオルタネイトピッキング(往復させるやつ)はやり辛い。ピック弾き苦手感覚はこれが原因だな…
posted at 19:27:36(2019/5/13)

◆1988年(中学生!)の写真見てもネック立ててるので、修正不可
posted at 19:31:36(2019/5/13)

◆背が低いとか腕が短いとか手が小さいとか指が短いとか。体格のハンデは弾き方でカバーしてきたつもりだけど、改めて見ると残念だわ…
posted at 19:33:49(2019/5/13)

◆180cmの男性と張り合ってはいけません154cm
posted at 19:37:25(2019/5/13)

◆あと、ピックそのものもティアドロップ型よりトライアングル型のほうが自分には合ってる。
posted at 19:44:53(2019/5/13)

◆自分のスタイルの落とし所はまだまだ見つけるべきだな(既にネック細めというところが自分スタイル)
posted at 19:52:29(2019/5/13)

◆わたしQ活というよりジョン活してるという事に今更気が付いた(笑)
今までぱきばきバキバキな音出してたのに、ベースと弦を新調してまでもこもこ音にしてる…
30年何やってたんだろ?てな塩梅で変わってる(笑)
posted at 18:28:23(2019/5/15)

◆ちゃんと弾けなくても、ジョン氏と一緒に弾くベースは楽しい!!!
楽しんで弾くのがいちばん!!
まだまだ自分の手癖だけで弾いているので、そのうち何とかします、そのうちね。
posted at 19:54:13(2019/5/18)

◆手癖で弾いたら、ジョン氏とツインベースという塩梅になり、これはこれでめちゃくちゃ楽しい
posted at 20:16:03(2019/5/18)

◆ボラプのエンディングで、ジョンが小指をボリュームノブにかけてヴァイオリン奏法(ボリュームオフにしておいて、弦を弾いてからボリュームアップさせる)をやってることに気が付いたんだけど、私は指が届かないのでボリュームペダルでやることにした
posted at 22:32:06(2019/5/24)

◆身長154cmだし、腕も短いし手も小さいし指も短い。
どうしてもネックを立てて構えるから、ピック弾きの時には弦に並行させることが出来なくて、ジョン氏のような粒が揃ったピッキングは無理。
posted at 22:32:06(2019/5/24)

◆どうしても体格差は埋められないので、他の方法を常に考えている。
posted at 22:32:06(2019/5/24)

◆寝落ち→何となく目が覚めてそのまま寝られなくなったので、I Want It Allの音源と市販楽譜(シンコーミュージックとHal Leonard←アメリカの出版社)のベース譜検証を始めてしまった…
posted at 05:07:10(2019/5/26)

◆これ後者の方が断然採譜の再現度高いわ。シンコーの楽譜採譜甘い。
教える時には楽譜コピーして持参しよう。
posted at 05:07:47(2019/5/26)

◆あと、大音量+ヘッドホンで聴いて気がついた。
後半のI want it all♪のコーラスとドラムだけだと思っていた部分、うっすらとベース入ってる!
posted at 05:08:29(2019/5/26)

◆現在買える2011年リマスター版と、グレイテスト・カラオケ・ヒッツ(2004年リマスター版)のマスタリングの違いも何となくわかる
2011年版のほうがベース音そのものは聴きやすい
posted at 05:09:40(2019/5/26)

◆どっちもCDで聴いております
posted at 05:10:28(2019/5/26)

◆ジョン氏のベース弦問題であるが、一番具体的な記述がこれ。イギリスのベース専門誌「Bass Guitar」2018年11月号より抜粋。
出典が不明(他に同様の記述をしている資料が手元にないのと、プレベは同じものの改造品というラッティ発言の記述が無い←全部違う扱いになっている)なので不安。

posted at 06:32:45(2019/6/3)
→その後の調査で、この記事には掲載されていないRotosoundの606(ラウンドワウンド弦)と707(フラットラウンド弦)のミディアムゲージ、並びにマキシマのゴールド弦はカスタムゲージであることが判明しております。
いずれもジョンやブライアンのローディーさんの証言が元なので間違いないかと。

◆レスペ本には当然ブライアンの弦のゲージは具体的な記述があるが、ジョンについては「特注品」としか。だからその具体的なスペックが知りたい!
JDモデルとして発売→定番商品となるケースもあるけども…
posted at 06:41:49(2019/6/3)

◆QUEENの、というよりジョン氏のファンになって半年だが、見事に人生変わった…
posted at 06:16:39(2019/6/7)
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