電気温水器の異音と振動に初めて気づいたのは築後1年半の頃でした。
タカラスタンダードのシステムキッチンのレバー水栓の水の位置で開けると、毎回ではないですが、電気温水器からブォーンと異音が聞こえました。
外に出て見てみると電気温水器の上部のフレキシブルや塩ビの管が激しくブルブル振動しながら異音を発し、下部の排水管から温水が流れ出していました。
電気温水器の取扱説明書を調べてみると、逃し弁が作動しているようでした。
しかし、我が家の庭に面している隣近所の2軒の家の電気温水器からこのような異音は聞かないし、管が激しくブルブル振動しているのを見たことはありません。こう頻繁に逃し弁が作動したのでは温水器の寿命が短くなると思い、電気温水器担当の長府の設備屋さんに調べてもらいました。
その設備屋さん、当初はウォーターハンマーではないかと言っていましたが、実際に異音等の症状を見て、「水栓を開けると給水側の水圧が強く給湯側に逆流して、電気温水器内の圧力が高まり、逃し弁(沸き上げ時の膨張水を排水し、タンク内の圧力上昇を防ぐ装置)が作動している。水栓に逆流を防止する逆止弁を取り付けることになっているが付いていない。」とのことでした。
ちなみに、この電気温水器の最高使用圧力は1kgf/c㎡(98kPa)です。(水回りは1階のみです。)また、水道は直結給水で、水圧は近くの配水池との標高差から推測すると静水圧で6kgf/c㎡(588kPa)もあります。(後に水道局に動水圧を確認すると5kgf/c㎡でした。)
私は、なるほどと思いました。
今度はシステムキッチン・バス担当のタカラスタンダードさんに、システムバスの水漏れの件と合わせて見てもらいました。
そのタカラスタンダードさんは、「現在は、法律(水道給水条例?)で逆止弁の取付は義務づけられていないです。逆止弁を取り付けても症状が改善されるかどうか・・・。」
私は、そうなんだと思いました。
そのタカラスタンダードさんが何度か給水側の元栓を絞って流量を調整すると症状は出なくなったので、これで様子を見ようということになり、現在に至っています。
水の出は悪くなりましたが、妻は特に支障はないと言います
私は水は必要とする量は出たほうがいいと思うので、すっきりしないものが心に残っていました。
その後、給水側の元栓を少し開けてみましたが、やはり異音等の症状が出たので元に戻しました
すっきりしない・・・
昨日、このブログを書きながら電気温水器の取扱説明書を再確認しました。
「特に注意していただきたいこと」のページに、
「水栓は逆止弁付混合水栓・・・を使用してください。」と書いてありました。
という絵表示は、「必ず行うこと」の意味があります。
ネットで調べるとパナソニックの取説にはっきりと書いてありました。
(P3 湯水混合水せん)
http://denko.panasonic.biz/sumai/manual/denon/k_dh_37g2z.pdf
なるほどと思った私
は、やはり逆止弁を付けてもらおうと思いました。
全ての混合水栓に
付けるべきものを付けなくて電気温水器の寿命が短くなったり、必要な水量を使えないのは、私の許容範囲外です。
つづく・・・
→ 混合水栓の逆止弁
→ 逆止弁の取り付け