不幸中の幸いです。
海上で良かった
やはり県外移設が必要です。
中央即応集団?
なんか中国軍みたいです。
沖縄タイムスプラス 2015年8月13日の記事を紹介します。
12日午後1時45分ごろ、米陸軍所属のH-60型ヘリコプターがうるま市伊計島の南東約14キロの沖合で、米海軍の輸送艦「レッド・クラウド」への着艦に失敗し、墜落した。尾翼部分が折れるなど機体が損傷、乗員17人が救助された。在日米軍の発表では、負傷した6人がキャンプ瑞慶覧の海軍病院に搬送された。日本側には、けが人は7人と伝えられている。事故は名護市辺野古の新基地建設問題で翁長雄志知事と菅義偉官房長官が初協議を開く直前に起きた。
防衛省によると、事故機に陸自隊員2人が搭乗し、1人が骨折の疑い、1人は裂傷のけがを負った。訓練に参加していたという。2人はいずれも2曹の男性で、国際平和協力活動やテロ対策などの専門部隊「中央即応集団」に所属する40歳と33歳。
事故機は輸送艦の甲板上に横たわっている。第11管区海上保安本部によると、米軍から事故機はUH60ヘリコプターという情報を受けたという。
一方、同日午後1時20分ごろ、米軍嘉手納基地から米本土所属とみられるMH60ヘリ3機が読谷方面へ離陸し、同4時前に2機だけが基地に戻ったのが確認された。3機の機体には61~63の番号が書かれていた。海保の撮影した事故機には「63」の数字が確認でき、事故機はUH60ではなく、MH60の可能性がある。
目撃者によると、同機は約3週間前に嘉手納基地に飛来し、訓練を続けていたという。所属は不明。
海保には午後3時ごろ、キャンプ瑞慶覧の憲兵隊から「名護市からうるま市の沖合にヘリコプターが落ちた。救助を要請する」と通報があった。ヘリ2機、巡視船艇4隻を現場付近に派遣し、捜索に加わった。
沖縄防衛局は午後3時45~50分ごろ、県やうるま市、沖縄市、北谷町など関係自治体に「嘉手納基地沖に米軍機が墜落した」と情報を送った。県は情報収集した上で、13日にも原因究明と公表、再発防止の徹底を申し入れる。
翁長知事は、菅官房長官と初協議を開く直前に連絡を受けた。会談冒頭に「やっぱり基地のそばに住んでいる人には大変なこと」と基地被害の実態を突きつけた。
会談後、記者団の質問にも「車の交通事故も日常的だが、(日米安保条約上の過重負担で)こういうことが起こるのは、やはりそこに住んでいる人間からするととても耐えられない」と訴えた。
菅官房長官は「極めて遺憾で、米側に迅速な情報提供と原因究明、そして再発防止を強く申し入れた」と語った。
沖縄での米軍機の墜落事故は1972年の本土復帰以降、46件目。11年前の2004年8月13日には、普天間飛行場に隣接する沖縄国際大でヘリ墜落事故が起きている。
沖縄タイムスプラス 2015年8月14日の記事を紹介します。
うるま市沖で訓練中の米陸軍ヘリコプターが米艦船上に墜落した事故で、ヘリが低空飛行中に艦船上のクレーンなどに接触した可能性のあることが13日、防衛省関係者の話で分かった。複数の米国防総省筋によると、ヘリは海賊に乗っ取られた船を奪い返す想定の訓練をしていた。ヘリに搭乗し、けがを負った陸上自衛隊の2人はテロやゲリラの対処などを担う中央即応集団の「特殊作戦群」所属であることも判明した。
在日米軍司令部は同日、けが人は陸自の2人を含む7人だったと訂正した。米陸軍特殊作戦部隊が陸自隊員に対し、海上での特殊作戦能力を実演する中で事故が起きたとしている。
訓練ではコンテナが積まれ、クレーンが設置されるなど民間船に見立てた米海軍輸送艦レッド・クラウドの甲板上にヘリが着艦しようとした際、ヘリの機体がクレーンなどに接触し、破損したとみられる。
陸自の中央即応集団は、2007年創設で、有事に迅速に対処する部隊の一元管理、運用や、災害派遣などの海外派遣任務では第1陣の役割を担う。今回の訓練について、防衛省は米軍と陸自の共同演習を否定し、隊員が米陸軍特殊部隊の作戦、訓練を学ぶ研修だったと説明している。
同型機の通常定員は16人で、事故時に17人が搭乗していたが、元陸自操縦士によると燃料の量など条件次第で増減するという。
米国防総省関係者の話では事故機は米ワシントン州の陸軍第160特殊作戦航空連隊所属のMH60ヘリと判明。在日、在韓の米軍が運用、嘉手納基地などで訓練していたとみられる。同部隊の同型機は7月に米フロリダ沖で墜落している。
在日米軍や第11管区海上保安本部によると、事故は12日午後1時45分ごろ、うるま市の伊計島から南東約14キロ沖の海上で発生した。