「沖縄工業高校の生徒25人が建築大工技能士の技能検定3級に合格した。」
という記事が載っていました
建築大工技能 25人合格 沖縄工業高建築科
木造増で対策強化
県立沖縄工業高校(山城邦定校長)建築科の生徒25人がこのほど、木造建築の知識と技術を問う建築大工技能士の技能検定3級に合格した。前年度も17人合格しており、これで同校の3級合格者は42人となった。同校では今後も同資格検定取得に取り組む方針だ。
沖縄では戦後、コンクリート建築が主流だったが、近年木造建築の需要が増している。このため同校は2011年度から生徒の同資格取得に向けて積極的に取り組んでいる。12年度は県立美里工業高校、県立名護商工高校とも連携し、取り組みを拡大した。
検定は学科試験と技能試験の2段階を経て合否が決まる。指導に当たった宮平勝史教諭は「3級は初級レベルだが、これをきっかけに建築業界に羽ばたいてほしい。誇りを持って人の役に立つものを作り、使う人に幸せを与えるような仕事をしてほしい」と激励した。
合格した2年生の上原基幹君は「沖縄に木造建築を増やしていきたい。寺を修復して、未来に残したい」と抱負を語った。
沖縄工業高校などのこういった取り組みで、
建築大工技能士、木造建築士などの施工技術者が増え、
沖縄県でも木造建築は、増加すると思います
生徒さんたちには、将来、頑張ってほしいですね
下記の論文では、沖縄県の木造住宅着工戸数が、
日本全体と比較して極端に少ない原因の一つとして、
大工などの施工技術者の不足を挙げています。
権藤 智之, 上橋 由寛, 松村 秀一
日本建築学会計画系論文集,Vol. 75 (2010) No.647pp.193-200
J-STAGE「科学技術情報発信・流通総合システム」
(独立行政法人 科学技術振興機構)
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/jaより検索
ブログ 沖縄県の木造住宅の技術的な特徴
http://www.doramix.com/rank/?m=view&c2=46