『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ブレイブワン」 31年後の私

2007年11月08日 | 映画
9・11以降の映画とは思えん、「目には目を」「倍返し」みたいな典型的なアメリカの復讐物語でしたわ。
しかも、これ監督したのがニール・ジョーダン。
いつものようにもう一ひねりあってもええのに、今回せんかったのは製作のジョエル・シルバーの意向を感じ取ったんか?
ポール・バーホーベンみたいにきっぱりとハリウッドと決別する潔さを持てよ~。
それとも母国で作る映画は趣味全開やから、この映画は雇われ仕事ですねんということかいな?
おっ、製作にはジョディー・フォスターもかんでんのか。
『タクシードライバー』でデ・ニーロに助けられた少女が成長したみたいな役で、あん時のトラヴィスイズムを継承して、さらに次代に繋げるために同じことしてやんの。
しかし、あんなラジオ番組が人気あるって、ホンマかいな~?
そんで、あの裸もホンマか~??
下ネタついでに、ラストクレジットをぼや~と眺めてたらJeffrey Mankoという俳優の名を見つけました。
ラストシーンが、思いがけず『ロボコップ』のラスト「お前はクビだ!」バキュ~ン!!とそっくりで卒倒しそうになったので、下品をお許しください。

図らずも映画が突きつけた事実は、マイケル・ムーアが口を酸っぱくして言い続けてるのに、全く改善の兆しを見せない“簡単に銃が手に入る”ということ。
最近イライラしてる人が多いから、日本もこんなんなったら怖いよ~。

ジョディさんには、くれぐれも、復讐を遂げた後の心を埋めるために、正義という名の殺人行為を続けてませんように!
犬が、癒してくれますように!!

NYの地下鉄って、いまだに怖そうやけど、これもホンマ~???


★★1/2