『パパ、だ~いスキ』と言われたパパの映画日記

こどもが二人とも小学生になったけど、「パパだ~いスキ!」と言われてる間は、タイトルを変えませんが。

「ベンジャミン・バトン」  生涯ベスト何位?

2009年03月20日 | 映画
デヴィッド・フィンチャーの前作『ゾディアック』の新聞広告コピーで、
「(太字で)ダントツに面白い。(小さい字で)フィンチャー監督の中で ~MOVIEぴあ」という、わずか6作品の中のナンバー1を強調した、ヘンテココピーやったんですが、今回も、なぜかやってくれよりました。
「この映画は、あなたあの生涯ベスト何位ですか?」
スゴイなぁ~。
期待させるなぁ~。
なんせ、今年のアカデミー賞最多ノミネート作品やもんなぁ~。
おすぎも興奮してるしなぁ~。

大量のボタンで作られたタイトル・バックと、戦争を逆回しして時間を遡るシーンで、今回は映像魔術系のデヴィッド・フィンチャーが見れるんか?と思ったけど、『ゾディアック』以上にオーソドックスな映画やった。
フィンチャー監督作品というより、『フォレスト・ガンプ』のエリック・ロス脚本作品、キャスリン・ケネディ&フランク・マーシャル製作作品の色が濃く出た感じやったなぁ。
この二人、夫婦やん。
「なんか、映画化できる、え~原作ないのん?」
「こないだ、図書館で昔の本借りたんやけど、これおもろいで?」
「でも、短編やんか」
「ほな、適当に、話作ろか」
で、夫婦で作りきれないとこは、
「ロス君、今回はアカデミー賞狙ってるんで、『ミュンヘン』みたいなんと違てもっと万人受けするやつ、そう『ガンプ』みたいなんでたのむよ」
各エピソードにムラがあるんは、こういういきさつがあったんやろか。
老人に囲まれて育てられとったから、自分の肉体に違和感を感じずに育つ子供に、スティーヴ・マーティンの『天国から落ちた男』を思い出したり、
少女と老人が初めて出会うシーンに元祖甲子園のアイドル:三沢高校太田幸司のエピソードを思い出したりした。
44歳で18歳年下のヨメさんもろてんけど、初めて出会った時はヨメさんが小学生やったと言うてました。

生涯ベスト、ランク外です。
アカデミー最多ノミネート→技術系3部門受賞という結果の通り、何年かしたら忘れてるやろなぁ~。


★★★
【後記】
昨日の新聞広告のコピーは「一生に一本。」
自信満々やなぁ~。


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2 コメント

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奮わなかったです・・ (メビウス)
2009-03-22 16:42:26
aq99さんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪

>いきさつ

・・なんか裏でホントにそんな語り合いがあったと思えるくらい生々しいですねw
でも確かに内容的にはフィンチャー印というよりも、ガンプのエリック印という方がしっくり来るかもしれませんね。一期一会的な出会いと別れを繰り返すところが似てますし、フィンチャー独特のキモさは今回抑えられていた感じがします。

しかしアカデミー賞は期待虚しく、結局技術系の3部門止まりと奮いませんでしたね・・(--;)
けどイチフィンチャー好きとしても、本作はセブンと並び、生涯のベストに入る作品ではありますね。個人的にw
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メビウス さんへ (aq99)
2009-05-15 23:12:04
スゲー、放置ごみんね~。

アカデミー賞のノミネート数は「タイタニック」級やったのにね~。
まぁフィンチャーが、らしくない映画でとるのもどうかと・・・。
次作は、どんな感じになるんかなぁ~・・・。
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