モグリッチョのフィールドノート

八丈島の自然などを紹介しています。

メアジ

2020年07月05日 | 私的釣魚大全
学名: Selar crumenophthalmus
 
 
 体長は30cm 前後で同じアジ科のマアジに似ますが、眼が大きく側線の湾曲が緩やかで鰓蓋に黒色斑がないことで、容易に見分けることができるかと思います。

 アジ科の魚は美味なものが多いので、そう思って食すと血合がやや多いためかちょっとがっかりさせらるような気がします。かといって不味いという訳ではなく、可もなく不可もなくといったところではないでしょうか。これは、ケンサキイカだと思ってヤリイカを食した時、或いはブリだと思ってヒラマサを食した時の失望感と同様です。知恵を付けていくと、以前経験したことよりも更に面白いことを知ってしまうため、以前経験したことが面白くなくなり興味を失ってしまう。これを“知恵の悲しみ”というそうです。これもそれに相当するのかも知れませんね。

 メアジもナイト・ゲームにおけるアジング等のライト・タックルを使用したルアー・フィッシングのターゲットです。夜間、外灯の灯りに集まって来る小魚を狙っていることが多いようですが、漁港内の閉鎖的な海域よりも、外灯のある桟橋などのオープンな海域を好むようです。高活性時には海面に追い詰めたベイト・フィッシュを捕食する際に小さく弾けるような白波を立てるため、そこへ向かってキャストすると高確率でバイトしてきます。このようなことがあるので、常に広範囲の海面を確認するのも釣果を上げるャCントの一つかも知れません。
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