白い花の唄

笛吹カトリ(karicobo)の日記、一次創作SF小説『神隠しの惑星』と『星の杜観察日記』のブログです。

白い花の唄 (その6)

2024年11月10日 03時32分17秒 | 星の杜観察日記
 地球はダンから一番近い居住可能な惑星だ。実際、簡単な栽培や土器などの文明を持つ人類が集落を作っていること、間氷期で温暖な気候で採取狩猟生活でも食糧に困ることが無さそうだということまで、調査済らしい。なのに調査船が帰って来ない。調査船の乗組員は風読みと星読みで構成されていた。「彼らの無事がずっと知りたかったの」 ミルテが言った。彼女の子供が3人、地球行きの船に乗せられたそうだ。 私た . . . 本文を読む
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