新橋流の最期

2007年01月16日 | Weblog
東京は新橋がその発祥地。
中身は半生でジューシーな肉汁がにじみ出る、一方で外はカリッとした味わい。鶏肉と炭火の距離約1センチがそれを実現する。

僕は働いていて、その味に埃があった。
最近はさっぱり顔を出すことすら出来なかったけど最終日にだけ行く事ができた。

涙ながらに店の最後を迎えている子もいた。
温かい人達の集まる場所だったのだろう。
今はただの、はたまわしの一人。
それでいい。
あのカウンターにいた事があったことが懐かしい。
そして懐かしい人達。
一つ帰る場所がなくなった。