螺旋階段

2007年03月22日 | Weblog
螺旋階段を昇って行くといつまでたっても
たどり着かないものだから
ふと、あるネジを締めたときのことを思い出します。

右に回せば締まるはずだが
さっきからいっこうに入っていかぬから
これはきっと左に回すものだと
やってみたところで、やはり入らず
やれ右だ、やれ左だを繰り返す。

すると、この螺旋階段も
本当に昇っているのか疑わしくなってまいりました。
ならば向きを変えてみるかと思いをめぐらしてみたり
そもそも、何を以って今、昇っているなどと言えようか
必死に降りている可能性も否定できない
と考えられてなりません。

ネジの場合は大概の場合、右に回そうが左に回そうが
ネジ穴が馬鹿になっていてどちらにも進んでないものです。

昇っているのか降りているのかならまだしも、
どちらかに進んでいるかどうかさえ怪しいものです。

そういうことに、
気付いてないフリをする術を身につけました
ぼくもわたしも