
長袖では暑い位で、半袖がちょうど良いくらいの季節になった。
体育の授業で水泳が始まる頃の、
午前の空の中を、すばしっこい燕が飛び交う風の匂いを思い出すようになった。
草の中に、タンポポが星空のように咲いていたのは、いつもの山のそば。
蜂はどんなに近寄っても、タンポポに夢中で可愛かった。
海の方にも咲いているかな。
海といえば、そろそろ、ハマボウが咲き出すのかもしれない。
ハマボウのドレスのような花びらは、海にとても似合う気がする。
最近ますます
いきいきとし始めた風景など、そんなものばかり気にしてる。
冬の間は色が少なかったからかな。
それとも、土や緑に触れていると、日頃の僕のつまらない失敗とか考えとかこだわりとかが
フワンと、ツルンと、
暖かい空気の中へ消えていくように感じるからかな。
なので、そんなものばかりにアンテナを向けてしまう。
そして、詩を書きたいのだけれど、こんな普通の日記になってしまう、今日この頃。
僕の日常なんてそう大したものでもないのにね。
草花や空や、鳥や猫や犬、その他の生きている物たちに
かなうものはないなって思う初夏の町。
山や海や湖や、それらにはいつも何かもらってる気がするな。
人からも、大事なものをもらってるとは思うけどな。
もらってばかりで返す宛てはないのだけれど、こっそり、いただいているのだと思う。
人との会話や、テレビやラジオから聴こえてくる音楽や
本に綴られてる文字や、画集や展覧会の絵や、ドラマや映画や、綺麗な風景…他にも沢山たくさんエトセトラ。
こう考えてると、全てに感謝しなくちゃあなんだね。
返す時が来たら、倍返しの倍返しの恩返し、出来たら良いな
惜しげもなくね。
GW明けますね、ファイトでいきましょう ^^