
6月12日水曜日
0時に近い夜の中
家路はもちろん、いつもの僕だけのホットスポット
畑の間を、誰もいない町を走る
日付変更線を渡ってしまう前に
詩を書きたかったから急いで帰ろうと思ったけど
景色を見ていたら、
0時直前
数行書いたところで日付変更線を跨ぎ
ソファで寛いでいるうちに居眠り
気付けば、たった今
誕生日の時刻(数字)となってた
6月13日木曜日
カーテンを開けるとひっそりと水色の町
穏やかに静かな窓からの風景
僕ら、同じ世界の物語の中で
6月の僕のこんなしがない一日にだって
遠い地に続く1ページ
日付変更線は、神様がめくる仕草の一瞬
君よ今日も咲いていて
日記になってしまった
6月の或る一日より