Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

みんなで行く道

2015-07-16 | Weblog
いつまでたっても
いまだに

どこかで
戦いはある
悲しみがある

ならば
線路は続くよどこまでも
道は続くよどこまでも

絶望は愚かな選択のひとつだから







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見えない雨が

2015-07-16 | Weblog
7月15日、水曜日。
午後23時07分。
曇り…かな?


蒸し暑かった今日。
今日
採決されてしまった。


テレビで繰り返し観て、又は、新聞の記事で読んで
又は
ラジオのニュースで聴きました。


この国は、本当に、民主主義なのかな?
…と、何度も思いました。
騒ぎの中、採決されるシーンでは
何故か知らないけど涙が出ました。



買い物に向かいながら、帰りながら
何度も
採決のシーンが思い出されました。
先日、戦死した祖父のお墓参りに
1人で行ってきたことを思い出し(祖父の誕生日で母の代理で)
墓石に彫られた
同じく
戦死した、祖父の兄弟の名前や戦死した日を、思い出しました。


それと
位牌に書かれた戒名や
お仏壇に形見がわりに置かれてあるのかな?
南の島の小さな石を。


耳を塞いではいけないし
目を閉じてはいけない
想像すると
暗い気分になるから、とか
苦しい気持ちになるから、とか
聞き流しても、目を逸らしてもいけない
戦争のこと。
70年前
実際にあった戦争のことと
戦死していった
若者たちのことを思い出しました。


戦死した祖父やその兄弟
8年前に亡くなった祖父の兄弟は
会ったことはないし
どんな顔かも知らないけど
身近に感じる彼らなのです。


『お姉さん、初めて食べるけど
カレーライスという食べ物は美味しいですね』
『僕の絵、まだ飾ってあるのだなぁ』
彼らが言ったらしい言葉と
どんな人達だったか
子供の頃、聞きました。


みんな揃いも揃って
『穏やかな子だったよ』
と聞いた。


『本が好きで』
『工作が好きで』
『○○にちょっと似てたかねぇ』
噂に聞く彼らは確かに良い人で
若くして亡くなるには
あまりに勿体無く


恋人も作らず、結婚もせず
夢も諦め
家族のため
国のためにと死んでいった彼らのこと
日本中に、そんな同じ彼らがいたことを
思いました。
思わずにいられなかったな。


運転しながら
『彼らの死は何だったのだろう?』
が、繰り返される帰り道でした。


何十年後かに
こんな僕に、墓石の文字を
ただ読ませるだけの死ではなかったはずで
彼らの死のうえに今の平和や日々の生活はあるはずで…。


多分
二度とこんなことありませんようにと
願いながら
母や姉や僕に、似た大叔父らは生きていたはずで
戦場で異国の空を見上げていたはずで。



闘病中の祖母が思い出話として
いつだったか言っていた
祖父のお姉さん(大伯母)が言っていた
母が祖母から聞いた話も
買い物の道中
ぼんやり思い出していました。


この国のこと
きらいになりたくないです。
鍵を外してしまったら
蓋が外れてしまったら
ドアを誰かが開けてしまったら…


全てを捧げた彼らの泪なのかね?
今夜は曇り空だけど
雨がザーザー降っているね。
目には見えない雨が。














『見えない雨が』

ポツポツと降る
見えない雨が

カレーライスが好きだった
本が好きだった
絵が好きだった
普通の若者

彼らの代わりに泣くのだ
墓石は何にも言わないからね
空はとても
きれいだからさ







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