樹齢数百年の楠の木の
目の前にある枝の先の
太陽の光に光る葉の
今この瞬間の
奇跡の手触り
人差し指で触れてみたら
遥か昔にも
同じように触れたかのように
小さな葉は微かに震え
楠の木の下に立つ僕に
あるがままにいよと
風のように微笑んだ
この時代に生かされて
見えた
遥か昔の
記憶の瞬間は
それはせれは、やわらかいのでした
*
目の前にある枝の先の
太陽の光に光る葉の
今この瞬間の
奇跡の手触り
人差し指で触れてみたら
遥か昔にも
同じように触れたかのように
小さな葉は微かに震え
楠の木の下に立つ僕に
あるがままにいよと
風のように微笑んだ
この時代に生かされて
見えた
遥か昔の
記憶の瞬間は
それはせれは、やわらかいのでした
*