健気に
ひたむきに咲く、山茶花を見たくて
小さな橋から
しばらく川沿いを行く
強い風が
いつも吹いていて
強く冷たく風が吹けば吹く程
山茶花の木は耐え
時に、傷み
根を張り
土手の土に草に
風と生きることを歌っている
音も声も聴こえない
でも
歌っている
風と共に生きている
白い花びら
紅の花びら
厚く
肌は荒いかもしれないけれど
それはどれよりも
生きることの
美
なのでした
川沿いの道は
季節と生と美とが在る
見上げれば
生を讃える道がある
*
ひたむきに咲く、山茶花を見たくて
小さな橋から
しばらく川沿いを行く
強い風が
いつも吹いていて
強く冷たく風が吹けば吹く程
山茶花の木は耐え
時に、傷み
根を張り
土手の土に草に
風と生きることを歌っている
音も声も聴こえない
でも
歌っている
風と共に生きている
白い花びら
紅の花びら
厚く
肌は荒いかもしれないけれど
それはどれよりも
生きることの
美
なのでした
川沿いの道は
季節と生と美とが在る
見上げれば
生を讃える道がある
*