この世は
始まりと終わりで
終わりと始まりで
出来ているのさ
と言って
阿吽の仁王像がいつも迎えてくれる
大きな門をくぐると
そこはもう
彼岸という楽園
此岸より失礼して
静謐な
穏やかな
やわらかな空間へ
小さく燃える炎を見つめ
覚悟の瞳に頭を垂れる
琵琶の音色に耳を澄ませ
幻の鳥に
また会いましたねと
挨拶をする
この世は始まりと終わり
終わりと始まりで
出来ているのさ
そう言って
どこまでも続く広がりの
入り口にあった
春の彼岸会
*
始まりと終わりで
終わりと始まりで
出来ているのさ
と言って
阿吽の仁王像がいつも迎えてくれる
大きな門をくぐると
そこはもう
彼岸という楽園
此岸より失礼して
静謐な
穏やかな
やわらかな空間へ
小さく燃える炎を見つめ
覚悟の瞳に頭を垂れる
琵琶の音色に耳を澄ませ
幻の鳥に
また会いましたねと
挨拶をする
この世は始まりと終わり
終わりと始まりで
出来ているのさ
そう言って
どこまでも続く広がりの
入り口にあった
春の彼岸会
*