３月２１日、火曜日。
午前７時１５分。
雨。
月曜日の夜、帰り道に見上げる空は曇っていて
天気予報では雨が降るって言っていたなぁ、
と、思い出していたけど
案の定、いつの間にか、雨が降り出していました。
そっと降るような静かな雨です。
ファンヒーターを付けると雨音が消えてしまうくらいの。
植物達には、きっと、ご馳走な雨ですね？
そっと降るような雨だけど
時々、そっとではなくなって
雨音のボリュームが少し大きくなる時があります。
時々、一瞬、何かの音に似ているなぁ…と思ったら
火が燃える音に似ているような気がしました。
暖炉や焚き火などで
又は、薪をくべる時などの
一瞬の“パチッ”を思い出しました。
母が生まれ育った、母の実家が
目と鼻の先のすぐ近所にあって
今は建て替えられて洋風の普通の民家になっているけど
昔は、かなり古いお家でね
玄関も台所も、土間っていうのかな？
台所も靴のまま入っていけて
お風呂は、なんとまぁ
当時も珍しい薪をくべて入るというレトロなお風呂で
朧気に覚えているのは
小さくカットされた薪を細かなタイル張りデザインの浴槽下部にある
パチパチ言って燃える薪が見える穴に
一つずつ入れていく様子
あれは、小学生の頃亡くなってしまった祖母だったかな？
いつも、お味噌汁を作っていた
優しい祖母の姿だなぁ。
そんな、母の実家にあった
レトロなお風呂で聴いた
薪をくべた時の“パチッ”を思い出しました。^^
いつもの如く、
思い出は不意打ちですね？
でも、不意打ち大歓迎です。
レトロなタイル張りのお風呂も、土間も、あたたかな縁側も
なかなか思い出す機会はないものね。
雨の日なのに雨音だけでなくて
お風呂で燃える火(薪)や、日当たりばっちりな縁側をも思い出せて
思い出を楽しめるのだから一石二鳥。
母の当時の実家は
特に縁側は、すごく暖かくて明るかったので
我らきょうだい３人、縁側で
母の母が(祖母)が作ってくれたお揃いの服を着て
写真に撮って貰ったっけ。
祖母は、和裁を仕事にして
浴衣を作ってくれたり
洋服まで作ってくれたり…
今でも尊敬する祖母です。m(__)m
写真に撮ってもらったのは幼くて覚えていないのだけど
そんな写真があるのは覚えています。
多分、家のどこかにあると思うけどなぁ。
大人になった今は
我らきょうだい３人の身長は、ほぼ変わらない身長だけど
当時は、並ぶと
携帯の電波のマークのようになっていたっけ。^^
古いお家なのでか
北側の部屋が暗ぼったくて怖かったな、とか
勝手に入った母の弟(叔父)の部屋に水槽があって
水槽の壁に突進してくる魚が怖かったな、とか
柱に達磨の絵が描かれた飾りがあったな、とか
緑色のテーブル
小さな棚の小さな茶碗
庭のウサギ
池の金魚や鯉(小)
ニワトリ、小鳥、蝉に蛙に猫や犬…
ミシンに火鉢、白墨
叔父が描いた油絵
黒電話
曾祖父母の写真
鰹の刺身とお酒
いつも同じ、お味噌汁の匂い
夏蜜柑の木
ダリア
藤棚
井戸の跡
槙囲い
材木
小屋
木のテーブルでのオママゴト遊び
お正月の百人一首
薄紫色の笑顔
当時でも珍しい
薪をくべるタイル貼りお風呂のある
レトロな家の思い出でした。
次から次へと思い出してしまいました。m(__;)m
懐かしすぎます…でも
せつない気持ちも湧くけれど
思い出せて…何だか、嬉しいやぁ。
思い出、大好き。
今日は雨のようだけど
心に太陽を
どこかに月を、星を
ですね。
良い日を！
*
