Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

椅子

2007-06-26 | Weblog
夜が長い。
この椅子に座る分だけ、僕はこの夜の中で迷っているといえる。

昼間は明るく、当たり前なぐらいに明るくて、風が吹いていて。
空が青く広がっていれば、しばし立ち止まってみたりする。
ここはどこだ?
分かっているけど、見えないんだ。

苦しむって、どういうことだろう。
空見て哀しい。こういうことなのかな。
甘いな、僕の精神は。

強くならないとな、もっと。
この椅子に座らなくてもいいように。

朝を気にしなくてもいいうように。

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2007-06-26 | Weblog
降るなら降ればいいのに。
透き通る月隠すぐらいなら、思いきって降ればいい。

今日もとりとめなく時計の針は進んでいったけど、
いつも不機嫌そうなレジの彼は、少し笑ってたな。
何か良いことあったかい?

僕があまり笑ってない分、誰かが笑うならいい。
あのレジの彼と僕の繋がりなんて、
特にお金のやりとりと、ちょっとした挨拶の他はないだろうけど。

通り過ぎる人を見て、不思議な感覚がやって来る。
もう2度と、すれ違わないんだろうなとか。
この店に来なかったら、この人のことは知らずにいただろうな、とか。
(地元だから、会う可能性は高いか)

そう思うと、友人、家族、同僚、レジの彼、道端の猫。
そして君。
出会ったことには、とても意味が含まれてる。
会った回数分だけ、意味が増える。

今頃、君は笑っているだろうか。
まだこんな処で油売っている僕も、レジの彼のように
笑えたら。
 
勿体ぶった雨雲だな。ほんとに。


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小さな

2007-06-26 | Weblog
一回も袖を通さず 新品のままのTシャツ
読み忘れていた 雑誌
遅れがちの キッチンの時計
ふせたままの 主のいないカップ
ベランダからの景色は 半分が町並み 半分は空

空には 半月をすぎた 小さな星
見上げるのは 小さな僕


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2007-06-25 | Weblog
レモンイエローは 灯台の明かり
夕暮れの中 君は頷く
僕の影は 君の瞳の 向こうで
揺れてる

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2007-06-25 | Weblog
高架下に見える町。
いくつもの笑いや、涙や、迷い、そりゃあたくさんフワフワと渦巻いているんだろう。
塀をたどる猫だって、きっと思うことあるんだろう。
いくつもの浮いた感情、沈んだ感情、腰据えた感情ひっくるめて
この町。

夜になったら眠って、夢を見る。
一人一人がそれぞれに夢を見ている。
叶うといいね。
フワフワとした夢。 
叶うといいな。

神様は見てるよ。
大事なものってのは、あやふやなものだからな。
フワフワと、見ているよ。


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