Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

真ん中

2007-08-18 | Weblog
男でもなく 女でもなく
人間でもなく 動物でもなく
いい人ぶるでもなく わるぶるでもなく
堅くもなく 柔らかすぎず
天も地も
海も山も
天使も悪魔も

どっちでもなく その真ん中へんで
僕は息をしていたい

自分の中の何かを
忠実に丁寧に
たまに疑いながら 信じながら
辿っていけば
いいんじゃないかな。

ゆっくりと
空の浮き雲を 目で追うように
大切なメモを 指で確かめるように
さりげなく
なにげなく

って、
エアロスミスとモーツァルトが
言ってた

空の青さと
海の青さの向こうで

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君よ

2007-08-17 | Weblog
何にもできないんだ。
重々、分かっている。
苦しいから、
君を幻滅させてばかりだから
僕は。

苦しいのには、疲れた。
でも、どっちにしても
苦しいことには
かわりはない。
たぶん、この先も苦しいだろう。


現実考えたら
この季節は、ただ眩しいだけだ。

せめて 君へだけに
この季節の隅っこで
贈るんだ。
君に届かないように

嘘でない気持ちを
曇りのない気持ちを

夏の風に ゆだねるんだ

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mirai

2007-08-17 | Weblog
もし僕が、もし
戦争というものに行ったなら

多分、いや必ず
僕をなくすだろう
僕は、僕でなくなる

僕は僕でなくなって
遠い空を思っては
戦う意味なんてクソくらえと

大切な人を思っては
戦いの行く末なんて結局のところ
つまるところ、
何もかもを失うことなどと
勝利は敗北なんだと

僕は
僕でなくなった僕に
言い続けるんだろう

あいもかわらず 品の欠片もない
人間様の

まったくもってシンプルすぎる
煩悩と欲望 なんかの為に行われる
センスのない戦いに

青い波は笑って
緑の地は泣いて
赤い炎は 躊躇う

代官山で 蜻蛉は 鳥の羽を拾う
夏休みで 子供達は 見えない未来の感想文を書く

もし僕が、戦争に行ったなら

僕は僕をなくし
子供達は未来のなかで
あの頃の二の舞を
無邪気に手にしてしまうんだ

僕は、今 僕である。

僕でいたい。





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雨光

2007-08-17 | Weblog
続ける気か?

水を飲み続ける。

注いでいるのは
夕方の雨。
朝焼けの光。

一人、自分を演じきる。
一人、二役を演じる。

もう一人の僕は、いったい何処から
やってくるんだ?

この声は どこにも届かないんだろうが
見た夢はいつだって
夕暮れすぎた雨のなか。

無闇に怒らないかわり
消えてしまいそうなボーダーラインに
頭がクラクラする。

降り注ぐのは
長い雨。
細い光。

天から下りてきた
細い光のような
蜘蛛の糸。

幻と慈悲と光の糸。

誇らしげでも みじめでも
続けるしかないだろ。

雨のように細い糸と
光のために。


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Free

2007-08-16 | Weblog
自由って、なんだ?
今僕は、自由なのか。
民主主義の中で、僕は。

何言ったって構わない。
言論の自由。

傷つく言葉。
称える言葉。
自由な選択権。

自由を与える権利。
自由を得る権利。
義務。
必然。

振り向いたらそこに、鈍感と無神経な自由。
列つくって、居直ってる。

微笑んだ君と僕の間にあるのは
そんな
藁をもつかむ
願い事。

いつ手に入れられるかも分からない
空に浮かぶ
自由への選択権。

手離したのは
僕の自由への選択権。





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