Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

僕の話

2007-10-16 | Weblog
君の背中が見えなくなるまで
僕はここで
ずっと 君を見る

君の声が聞こえなくなるまで
僕はここで
ずっと 耳を澄ます

君が安心して眠るまで
君と一緒に
夢を見る

君の姿が小さくなっていくのを
僕はここで
一人で
ずっと、見てるんだ

そんな覚悟でもって
いるって

そんな覚悟で君を
思ってるって

そんなたわいもない
些細な
僕の話




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balance

2007-10-16 | Weblog
きっといつか 何かが見えるさ
今ここから 何も見えない気がしても
苦しかった分だけ 何かが楽になる
空っぽになった分だけ 何かが満ちる

でなきゃ、この世界
バランスがとれないだろ

僕が笑わなくても、世界のどこかで
誰かが笑ってくれている
そんなバランス

君がいて僕がいる
君が笑って僕が泣く

それでいいんだ
そんなバランスだ


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夕暮れ

2007-10-15 | Weblog
もし君がいなくなってしまったら。
想像もつかないが、ある程度なら予想がつく。

僕は、とても困るだろう。
当たり前のことが、当たり前でなくなる。
僕は、困って、途方に暮れて
…どうなっちゃうんだろうな?

当たり前の君と
当たり前の日常と
当たり前の僕
当たり前の景色

いつかは皆、何処かに帰っていく。
でも今は、君がいてくれなければ
目の前の景色も、ただの平面となり
過ぎていく時間は、ただの義務的な呼吸のひとつとなる。

全ての意味の鍵を持つ君をまだ見つめて
僕は今日の当たり前に
身を委ねている。

夕暮れの前に君を思い
夕暮れの中で君を思う

それが当たり前となってしまって
君がもしいなくなったら
とても、困るんだろう。

だから僕は君を、さり気なく思う。
ただ夕暮れのあとの空みたく
そっと、思うんだ。




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長い夜

2007-10-13 | Weblog
長い夜。
僕は今日も、長い夜の中で
僕の奧にある霞がかったものについて
部屋に溶けそうになりながら
考える。

何かが、もやもやと波打っている。
何かが、ざわざわと渦巻いている。

これはいったい、はたして
一切合切、消えてしまうということは有り得るのだろうか。
一生涯、このもやもやと ざわざわとは
付き合っていかなければならないのだろうか。

何か、思いきった転機がないと、一生涯
体と心の一部として抱えたまま
ずっと行ってしまうような気がする。

思いきった転機…それってどれ?

それは哀しいことなの?
それは喜ばしいことなの?

誰かがいなくなってしまうことは
僕が何処かに行かなければならないことは
そういうことは
転機っていうのかな?

遥か昔から奧にあった、誰にも知られない場所にあるものが
この先もずっとあるのだと分かってしまったら

僕は、どういう気持ちで 何を語るのだろう?
君に、なんて声をかけるのだろう?
僕は、どんな思いを君に抱え続けるのだろう?

変わることのない永遠なんて、あるの?
心の奥にあるものは、ずっと同じ景色なの?

ねえ、どうなんだろうな?



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家族

2007-10-12 | Weblog
『家族』 というもの。
毎日、顔を付き合わせて、日々同じ家のなかで呼吸をする。
同じものを食べ、同じ番組に笑い、同じ景色のなか
日がな、長い道程の多くの部分を 共有していく。

両親の元に生まれて、両親それぞれの特徴を受け継ぎ
両親の元で大人になっていく。

まだ真っ白な、柔らかかった僕に
いろんな色をつけたのは、両親やそのまた両親、環境。
違う両親の元に生まれて、違う環境で育っていたら
今の僕とは、
まるっきり違う僕だったことは 間違いない。

植物に水をあげる。
日に当てる。
水の量、日を当てる量、時間。
それにより、随分育ち方が違う。
はたして、人間もそうだったりするのか。

まだ何も分からない子供達は、
どんな環境で、どんな両親の、どんな育て方により
また随分、変わってくるのだろう。

僕への水の量は、どうだったんだろうな?
日の当たり具合なんて、どうだ?

『家族』 を持つって、大変なことだよな。
この世界に、一人の人間を送り出すことだもんな。
人として、大仕事じゃないか。

将来、そんな大仕事をする為にも
上手く水をあげられるように、日に当てられるように
伸び伸びと 花を咲かせてくれるように
育てる術を、得たいよなぁ。


…ということで、さて。
今日も、術磨きに 行ってくるか。
大海原に寄せては返す
世の荒波に。


行ってきます。

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