Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

Lie

2007-11-15 | Weblog
朝からここに向かってしまっている。
無粋なことは、朝から言うもんじゃないのに。

放った言葉が、どんな風に君に届くのか今日も一日。
僕は、伝えられなかった言葉と、伝えきれない気持ちを 
まだこの手に握って
眠ったまま、人と喋る、笑う、時に 戸惑う。

無粋な朝は、無粋な僕には よく似合っている。
鏡の向こうでも僕は君に
戸惑っているのだろうか?

バス停の列の間、伝えきれない気持ちは
僕の隣で 嘘をつく。


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どうして

2007-11-13 | Weblog
この気持ちを
どこにぶつけたらいいんだろう?

誰にも言えないものを
どこに収めたら
僕は気が済むんだろう?

ただ僕は
守っていたかった。

受けとめたかったんだけど。
僕のせいだね。

ごめんね。


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たくす

2007-11-13 | Weblog
早朝、珍しく目が覚めた。
東の空が、今日一日の始まりを告げる。
鳥も起きて、朝の中で何処かの空へと飛んでいく。

ここは寒いが、君への思いは多少暖かいものだと自負している。
なんだか、間抜けだ。

手前味噌ってのは、若干、間抜けな匂いがつきまとう。
(そんなことないか?)
朝から間抜けなことほど、間抜けなことはない。
朝から屁理屈こねることさえ、間抜けと言える。
(どうでもいいか)

間抜けだろうと、利口だろうが、知ったこっちゃないのが人間のサガ。
間抜けでも、やるべきことをやる。
間抜けでも、かけるべき言葉はかける。
間抜けでも、朝焼けに心奪われる。

『カッコイイ』を気取ることほど、間抜けなものはない。
髪かき上げる暇があったら、空の向こうから吹く風に君への手紙をたくす方が良い。

間抜けは 世界を救う

さて今日も、間抜けを怖がらず、精進精進。

おはよう、世界。
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2007-11-11 | Weblog
今日 僕は嘘をついた。

嘘をつくのは当然、嫌いなのだが
それしか方法がなかった。

嘘という行為を彼にしてしまったのは
仕方がなかった。 …と言っても
嘘は嘘。

彼には嘘をついたことは、告白する必要はない。
告白したら、嫌いな嘘をついた意味もない。

しかしそこで、潔く嘘という罪を平気な顔して僕の中に
消化してしまう力もなく
中途半端な罪悪感に苛まれてしまう、小さな僕だったから
代わりに、第三者に謝った。

第三者は告白されても困るかもしれないが
第三者ってものは、その為にいるようなもんだ。(?)

だから、僕は彼に
嘘を突き通す。

突き通すことで、彼に懺悔する。
ついている間 苦しいことで、懺悔しようという魂胆だ。

そんな魂胆な僕だけど
彼には、一つの嘘を突き通させて貰う。

小さな嘘一つ
つくっていうのも。
なかなかでもって、難しいことなんだな。

もしかして、僕の存在そのものが嘘かもな。
『かも』じゃなくて、本当に嘘なんだろう。

僕という小さな嘘を
申し訳ない。



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放つ

2007-11-10 | Weblog
本当の言葉を言いたいとは、常々思ってはいるが
はたしてそれは本当の本当により近い言葉であるのか?
君に何処まで、届いているのか?

いくら君に向けて放っていても、届いたと思ったらもう次には
不安がそこに転がっている。

届けても、届けても。
その手触りは確かめることも出来なければ、確かなものだと
信じる力も、とても細くて弱々しい。

縒り集めた色でもって、不安を塗り隠したら
また君へ向けて まだ見ぬ場所へと、懸命に手繰り寄せた言葉を、放つのさ。

いくら馬鹿だねと言われても、阿呆だねと笑われても
もう それしか僕には出来ないのだから
仕方ない。

僕は、君に手繰り寄せては放っていこう。
放つ時期が終わったら、笑って手を振って 君の幸せ願おう。


ほらまた、ひとつ。
君に放つ。



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