Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

抱く

2013-06-09 | Weblog






そっと抱く

思いだとか運命だとか罪や日常生活まで
色んな物をそれはそれは両手にいっぱい


ハンバーグを食べる
命あるもの、いただきます
その命と引き換えに僕ら懸命に生きていく

毎日、感謝を抱きながら生きるのが僕ら
毎日、大切な言葉を言う為に
例えば宵の口、鳥が飛ぶ紺色の空を見て誰かを想う

出逢いを受け入れる
命あるうちに愛しい瞳に、こんばんは
その出逢いと引き換えに涙を知りながら生きている

毎日、感動しながら生きるのが僕、私たち
毎日、揺れる蕾をつけて一つ
咲くのは野花

ベクトルを向ける
分かりあえた時も、分かりあえない時も
一筋抱き
解き放つのは祈りの様な想い

毎日、毎日
その存在の為に、僕もここに生きている

そっと
両手いっぱいに抱えて















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夏の日に

2013-06-08 | Weblog






夏日

午前中には既に、28度
すっかり夏の様相をまとった風景ばかりになった

百合が咲くようになり
今年初めての睡蓮が咲いた

『逢えて嬉しいな』
言葉には出さないけどそう言うように、
この世界に僕は存在する

畑には春菊の花が咲き
金柑の木のそばには、秋桜まで咲いた

ここは、春も夏も秋も居る
冬が見当たらないけど、
きっと何処かですやすやと眠ってる

夏日の空はどこまでも続く
君がいる空もきっと今、夏の風が渡っているのだろう

ささやかな風景を見る時は
君がいる風景が微笑む時


夏の日に














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文化祭

2013-06-05 | Weblog





今年もまた、文化祭へ行ってきた

階段を昇り、踊り場で生徒たちの歓声を聴く
文化祭の音がする
青春の輝きってああいうのかな?


教室はいつもの無機質な雰囲気とは違って、
黒板には色とりどりのチョークでイラストがポップに描かれてあって
色画用紙の手造りの花が飾られ
フワフワとまん丸い風船があちこちに飾られていた

そんな教室を幾つか見ている中で、ふと目にとまったのは
風に揺れる風鈴だった
風鈴と窓から見える風そよぐ緑の梢が
さらさらと音を鳴らして、教室の中に入ってくるのでした


文化祭の賑やかな雰囲気とは異空間にあるようにも感じた風鈴と梢は
優しく笑っているように思えてしまう、教室の一隅
そんな時でも
ふっと君のことを想い浮かべた僕は
心の中に君がいるのだと思った、僕の真ん中


その世界と瞳が
僕の好きな音を鳴らして、心の中に入ってくるのだ
あの階段の踊り場の景色と一緒に


















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ふわり、

2013-06-01 | Weblog







言葉に触れていたら
君を見ていたら
その優しさが、鮮烈に、ふんわりと
あたりを満たす
誰にも真似できないような優しさを感じて
僕はいつまでもその優しさの中で
毛布にくるまうように眠っていたいと
想った日を
思い出してはまた、今日も僕は眠りにつく

太陽が月と出会って
いつまでも光があたりを照らしたなら
きっと世界は、
無限という永遠になる

君の優しさが飛ぶ
ふわり、光















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