―――好きかも…
『大谷 黒板消しさぼらんといてよっ!!』
『さぼってへん 今やろうと思ってたんや。』
そう言い切って 大谷は 黒板いっぱいに書かれた文字やら図やらを
<背伸びしながら>消そうと…ぴょこん ぴょこんしてる(笑)
その姿が なんか気の毒であたしは 大谷に近づく。
そして 大谷の黒板消しを横から取り上げた。
『な…なにすんねん。』
『黒板消しサボんなーってゆうたけど 大谷 背…届いてへんし…。』
『なっ…』
172センチのあたしが消せば一発。
156.2センチの大谷には ちびーっと難解。
『ほら あたしがやれば 一発で綺麗に…』
『綺麗かどーかは 別として… ほな最初からオレに頼むな。』
頼むなってゆうても日直やし…
一生懸命黒板を消してる姿みたいかったんやもん。なんて言えんから
「大谷字ヘタやから日誌より黒板担当やんかぁ」とごまかしておいた。
こんなんも 好きかも…
そう思ったってゆうたら きっと笑われるんかな
end
『大谷 黒板消しさぼらんといてよっ!!』
『さぼってへん 今やろうと思ってたんや。』
そう言い切って 大谷は 黒板いっぱいに書かれた文字やら図やらを
<背伸びしながら>消そうと…ぴょこん ぴょこんしてる(笑)
その姿が なんか気の毒であたしは 大谷に近づく。
そして 大谷の黒板消しを横から取り上げた。
『な…なにすんねん。』
『黒板消しサボんなーってゆうたけど 大谷 背…届いてへんし…。』
『なっ…』
172センチのあたしが消せば一発。
156.2センチの大谷には ちびーっと難解。
『ほら あたしがやれば 一発で綺麗に…』
『綺麗かどーかは 別として… ほな最初からオレに頼むな。』
頼むなってゆうても日直やし…
一生懸命黒板を消してる姿みたいかったんやもん。なんて言えんから
「大谷字ヘタやから日誌より黒板担当やんかぁ」とごまかしておいた。
こんなんも 好きかも…
そう思ったってゆうたら きっと笑われるんかな
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