恋人同士の間にある禁断の言葉…。
それは 付き合いが長くなればなるほど仰山出てくる。
けれど そこは日本人
言わずにおる事が 長持ちの秘訣って事もある
というんは頭ではわかってる わかっとるんやで…
けど…
いーーーーーーーってなってしもて
例の禁断の言葉を吐いたオレ…
『オレと仕事どっちを優先するんや?』
これって…
次元がちゃう…
比べて比較選択なんてできひんのは当たり前
この言葉にリサは 黙りこんで オレを睨みつけた。
★★★
事の起こりは数時間前
今日は久し振りのお泊りデート
約束の8時過ぎても 部屋に来ないリサ…
なんかあったんかと心配になって何度となくメールを送る。
もしかして 事故とかないよな…とか
前野(会社の同僚)のアホにちょっかい出されてへんかな…とか妄想してたら
『大谷 来たでぇー』とドアが開いた。
リサの遅れた理由は 急な残業。
社会人の残業ごときに驚かんし…
リサの仕事は 予想以上に不規則なんも わかっとるんやけど
…連絡ぐらい入れられるやろうし…
断る事も出来るんとちゃうんか…
で禁断の言葉を吐いたという間抜けなオレ
『大谷 なんでそんな事ゆうん?』
『ちゃう…今の 間違えや・・・』
『間違えって…なんなんよ…』
リサは 肩で大きなため息をつく…。
そんでフローリングの床にぺたんっと座ってオレを睨み続けた
『アレや 約束の時間より遅いし…メール返事ないし…』
『だからオレか仕事って選べゆうん?』
『せやから間違えた…ごめん』
オレは リサの前に正座して リサの顔色を伺う
『オレ 久しぶりにリサに逢えるって…焦りました…』
『で…大谷は あたしがどっち選ぶって思ったん?』
『えっ…』
仕事とオレなんて 選ぶ事できるん?
『次元…ちゃうから…無理やろ…』
『あたしが 大谷を嫌いなら 仕事ってゆう』
『うん…』
『恋だけに 生きるんなら…選べる。』
『はい…そのとおりです。』
リサは オレを睨みつける勢いで…。
『オレは…好きな仕事をしとるリサがオレを 好きゆうてくれるんが 一番ええ…』
『はいっ わかればええです。あたしも メール返さんで…ごめんな…』
向かい合って座っているオレにリサが抱きつく
オレは その背中に腕を回した
『じゃあ 大谷は…選べるん?仕事かあたしって聞かれたら』
『もちろん けど教えん…』
『ええもん。あたしわかってるもーん…』
愛し合う二人に、必要な言葉。
それはたくさん有ると思うし、言わんなあかんから…。
耳元に そっと囁いた。
end
<おまけ>
けどな…
大谷
あたしいつかは 愛に生きるねんっ(笑)覚えといてなっ
それは 付き合いが長くなればなるほど仰山出てくる。
けれど そこは日本人
言わずにおる事が 長持ちの秘訣って事もある
というんは頭ではわかってる わかっとるんやで…
けど…
いーーーーーーーってなってしもて
例の禁断の言葉を吐いたオレ…
『オレと仕事どっちを優先するんや?』
これって…
次元がちゃう…
比べて比較選択なんてできひんのは当たり前
この言葉にリサは 黙りこんで オレを睨みつけた。
★★★
事の起こりは数時間前
今日は久し振りのお泊りデート
約束の8時過ぎても 部屋に来ないリサ…
なんかあったんかと心配になって何度となくメールを送る。
もしかして 事故とかないよな…とか
前野(会社の同僚)のアホにちょっかい出されてへんかな…とか妄想してたら
『大谷 来たでぇー』とドアが開いた。
リサの遅れた理由は 急な残業。
社会人の残業ごときに驚かんし…
リサの仕事は 予想以上に不規則なんも わかっとるんやけど
…連絡ぐらい入れられるやろうし…
断る事も出来るんとちゃうんか…
で禁断の言葉を吐いたという間抜けなオレ
『大谷 なんでそんな事ゆうん?』
『ちゃう…今の 間違えや・・・』
『間違えって…なんなんよ…』
リサは 肩で大きなため息をつく…。
そんでフローリングの床にぺたんっと座ってオレを睨み続けた
『アレや 約束の時間より遅いし…メール返事ないし…』
『だからオレか仕事って選べゆうん?』
『せやから間違えた…ごめん』
オレは リサの前に正座して リサの顔色を伺う
『オレ 久しぶりにリサに逢えるって…焦りました…』
『で…大谷は あたしがどっち選ぶって思ったん?』
『えっ…』
仕事とオレなんて 選ぶ事できるん?
『次元…ちゃうから…無理やろ…』
『あたしが 大谷を嫌いなら 仕事ってゆう』
『うん…』
『恋だけに 生きるんなら…選べる。』
『はい…そのとおりです。』
リサは オレを睨みつける勢いで…。
『オレは…好きな仕事をしとるリサがオレを 好きゆうてくれるんが 一番ええ…』
『はいっ わかればええです。あたしも メール返さんで…ごめんな…』
向かい合って座っているオレにリサが抱きつく
オレは その背中に腕を回した
『じゃあ 大谷は…選べるん?仕事かあたしって聞かれたら』
『もちろん けど教えん…』
『ええもん。あたしわかってるもーん…』
愛し合う二人に、必要な言葉。
それはたくさん有ると思うし、言わんなあかんから…。
耳元に そっと囁いた。
end
<おまけ>
けどな…
大谷
あたしいつかは 愛に生きるねんっ(笑)覚えといてなっ