ラブ★コンLOVE (LOVE×3館)

ラブ★コン 大谷×リサの2次創作
(たまに他の漫画もあります)

雨の日・・・。1

2014年09月17日 03時28分29秒 | 宝物・いただきもん・捧げものの間
雨やな

朝 オカンがゆうて通り 降ってきたわ。
結構な雨量やな

ちょっとでっかい傘持ってきてよかったわ

最近雨ばっかりやから まあ当たったとかじゃないんやけど

雨か
今日は 顧問が用事で 部活はうっかり休みになった。


中尾は のぶちゃんとこに 遊びに行くゆうて帰った。

鈴木は千春ちゃんと図書館で勉強するゆうて帰った。



オレはひとり帰るねん  がっつり一人で帰るわ・・・って




誰か 忘れてへんか?
なんかでっかいん 忘れとるなあ

あっ小泉

小泉 どうしたんやろ

あいつの事やから
傘なんかもっとる はずないよな

どこにいてるんやろ

まさか まだ うっかり 教室に おるんかな

雨ぎょうさん ふってきたし

もし おったら傘入れたろかな
うっかり でかい傘やから あいつの一人や二人入れるはずや

下駄箱から オレは教室に戻った



ガラガラガラガラ



ドアを開けたら  やっぱり おるやん

小泉が振り返る


『小泉何してん?』

『雨宿り 傘持ってくるん忘れてもて』

やっぱりな オレは なんか笑いそうになる
こいつが置き傘とかしとるはずないわ

雨はさっきより強くふってきた
カーテンをはっとるように降り注いできた
やみそうもないな

小泉今日は

『みてみて おニュ~の服やねんでぇ』

なんてゆうて昼休みくるくるまわってたな(笑)
こんな奴でも まあ 女の子やからな
服とかぬらすの いやなんやろな

オレは小泉の横に立って自然に口を開いてた

『一緒にかえろっか?』

『そんなんええよ それよりなんで あんた戻ってきたんよ』

そんなん 相方の巨人が困ってるんやろおもってん
なんか絶対にゆわん。
こいつは 人の好意素直に受け取る奴ちゃうからな・・・。


『え~忘れもん』
『忘れもんて・・・?』
『まあ ええやん』

オレは 窓の外の雨粒を見とった
やっぱり やみそうもないな


「何、遠慮してんねん。」
「遠慮なんかしてへんけど。。。」
「漫才コンビに遠慮はいらんのや。」

いつものように 話しかける。
小泉と 話しとったら めちゃ時間たつの忘れるなぁ

なんでやろな
こんながさつで女のかけらもないのになっ

自然と笑顔になった。

おもろいな こいつとおったら手放しでおもろいわ

ん?顔 小泉の顔なんか 赤くないか??


「どしたん?赤い顔して。」
「!!!なんでもない」

「お前 傘はいるんか?はいらんのか?」
「じゃあ・・傘、入れてくれる?」

「ほな帰ろか」

オレは 小泉と下駄箱のところまで歩く

「あっ・・・お前と傘はいるって・・・事は」

「せやね 自然とあたしが・・これは自然の成り行きで。。。」

そうやねん
オレうっかり背低いから こいつに傘さしてもらわなあかんな

「せやな、お前が持った方が雨にあたらんでええわ」

絵ズラ・・・おかしいって
なんでオレそんなん気にすんねん
こいつは相方

オール巨人や。

けど 女の子やな・・・。
傘さすん ぐらぐらしとるわ

せやから・・・

「オレも傘持っとくし。」

と小泉の手に オレの手を自然に重ねる
コレで ぐらぐらせんし あたし一人にもたした 
とかいわれんやろ

雨の音に二人の会話がかき消される。
だから黙って 小泉と歩いた

春の雨は 肌寒い。

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