（祭）Ｘｍａｓは遅れてやってくる

♪サーイレンナイ　ほーでんなぁ・・・

ちびっと歌詞が違うクリスマスソングを　おば・・いやリサちゃんが歌う。
あっちゃんは　『おまえは　嘉門達夫か』なんて突っ込みを入れてる

クリスマスの次の日の26日

あっちゃんは　美々をパーティーに誘ってくれた。

24日２５日は　仕事やったあたしに気使ってくれたんかなぁ
うれしいなぁ　なんて思っていたら　なんと　ソレはリサちゃんのご提案らしい。

指定されたカラオケboxには　なんと隆人君もいてる。
これって・・・

リサちゃんを見ると　美々にウィンクしてた。

『リ・・・リサちゃん。』
『あたしから　将来の妹候補に　クリスマスプレゼントやっ(笑)』

『い・・・妹って・・・』
『ん？だって　美々ちゃん　隆人すきやんかっ(笑)』

そう・・・

美々は　今隆人君が　好き。
(あっ　今もあっちゃんは　あたしの理想やで・・・。)

『美々ちゃんも　歌入れんな・・・マイク・・・あっ　大谷それもあたしがうた・・・『オレが歌う』』

目の前では　あっちゃんとリサちゃんが　マイクの取り合い（笑）
なんや　やっぱし仲ええんやなぁ　なんて思ってたら　隆人君に　声かけられた。

『美々　ごめんな　うちの姉ちゃん　ＫＹで・・・』
『あっ・・・慣れてるし（笑）』

いきなりは　あかん
美々・・・顔　今　きっとあかいっ

『けど　美々今日は　おとなしいな　いつもは　もっと・・・』
『もっと　なんなんよっ。美々は　おとなしい美少女や！！！』

『あはははは・・・美々それ　それ・・・そんな感じ』

★★★

お開きになって　美々らは家路に着いた。
美々らの事なんか忘れてるんか　あっちゃんとリサちゃんは　なんか言い合って前を歩く。

美々は必然的に隆人君と並んでる。

『えっと　隆人君　美々らもカップルに　見えるんかなぁ(笑)』
『人数的には(笑)』

『人数的ってなんなんよっ・・・美『美少女の美々が隣に　やろ？』』

『そ・・・そうやでっ　光栄に思って・・・『るんやけど(笑)』』

『たかとぉー　みみちゃーんっ　らぶらぶっ？』

リサちゃんちびっと酔っ払ってるみたい（笑）

『ねえちゃん　飲みすぎ…大谷さんに世話かけたらあかんで…』
『んにゃー。そうそう　たかとぉ　ねえちゃんからプレゼント…。』

千鳥足のリサちゃんは　隆人くんに何かを差し出した
なんか　嵩が高い…

『ねえちゃん…これって…何？』
『マフラー　ねえちゃんのてあみっ…』

隆人君が広げると　それは　かなり長く…身長ぐらいありそう。

『ねえちゃん…』
『あんにゃ　これ　一人用ちゃうねん。』

『ねえちゃん　どうゆう…』

『たかとぉ　みみちゃーんっ…こっちこっち』

オレら二人を手招きして　２人の首に　長い…ソレを巻きつける。

『ちょ…リサちゃん…。』
『ねえちゃん…』

『あいっかんりょーーーーー。ふたりであったかぁ…』


長い長い　真っ白マフラー
隆人くんの首と美々の首に巻かれてるそれは…


二人を繋いでる。

『ぷれぜんとっ　メリークリス…『こらっ　リサなにしとんねんっ』』
『あたしは　若い二人の…』

『ごめんな　２人とも…けど…なんか　似合っとるで…』

あっちゃんは　そう笑ってリサちゃんを引きずっていった。

『もぅ　めっさ恥ずいんやけど…』
『オレも…けど　まあぬくいし…一人やったら長いし…』

『ええん？』
『美々こそ　フライデーに激写されてもしらんで…』

『ええもん…（隆人くんなら…）』

それ以上の進展はなかったけど　ほんま楽しい一日やった。

美々のサンタは背の高い…リサちゃん。


ｅｎｄ