時計を見ると時間はもう0時。
今から車飛ばして迎えに行きたい
けど…
電話にも出てくれんというのは拒絶しとる証拠やし
明日は朝から職員会議で仕事も早い。
そんな事を理由にして
オレは部屋から出ることもできず
ただ携帯を握りしめていた。
★★★
朝が来る…。
どんなに凹むことがあっても動きたくなくても朝はやってくる。
学生の頃なら仮病使って休むという事も可能やったけど
職業柄 それはできひんなぁ(笑)
どんな日でもまずは勤労にいそしまんなあかん。
『小泉 コーヒーっ…あっ…』
自然と出た言葉に自嘲気味に笑う
小泉…おらんなったわ(笑)
いつも起きたらコーヒーとトーストがすぐ出てくる
それはあたりまえの日常やった。
あたりまえ?
ちゃうやろ
朝弱いはずの小泉が『先生が朝から食べへんってあかんやん』って
用意してくれていたもの…。
それは別にたまには自分でも用意できたもんやのに…
『あたしが好きでしてんねんっ♪』
『大谷は 新聞でも読んどいてー!先生は知識で勝負やろ』
小泉
オレの世話すんの嫌で出て行ったんか?
それとも他に理由あんのか?
言わんとわからんのはオレが鈍感な男やからか?
★★★
『いやー 大谷先生。この間は大丈夫でしたか?』
朝の職員会議が終わった時
1つ先輩の体育教師が声をかけてきた。
『あ…あぁ…』
『大谷先生 かなーり酔っぱらってましたよねぇー。
迎えに来たのって…たしか彼女さんですよね。
怒ってませんでしたか?』
えっ
怒ってないかと聞くという事は原因はこの間の飲み会?
『岡村先生…オレなんかしてたんですか?』
『えっ!!覚えてないんですかっ!!』
『はぁー がっちり覚えてないです…オレなにを…』
どんな事があったのか詳しく聞こうとした時
♪キーンコーンカーンコーン と無情なベルが鳴り響いた。
『おっ 授業だ。
大谷先生詳しい事は保健医の松田先生に聞いてください』
それだけ告げると後ろを向いてさっさと体育館へと去って行った。
『松田先生?』
今から車飛ばして迎えに行きたい
けど…
電話にも出てくれんというのは拒絶しとる証拠やし
明日は朝から職員会議で仕事も早い。
そんな事を理由にして
オレは部屋から出ることもできず
ただ携帯を握りしめていた。
★★★
朝が来る…。
どんなに凹むことがあっても動きたくなくても朝はやってくる。
学生の頃なら仮病使って休むという事も可能やったけど
職業柄 それはできひんなぁ(笑)
どんな日でもまずは勤労にいそしまんなあかん。
『小泉 コーヒーっ…あっ…』
自然と出た言葉に自嘲気味に笑う
小泉…おらんなったわ(笑)
いつも起きたらコーヒーとトーストがすぐ出てくる
それはあたりまえの日常やった。
あたりまえ?
ちゃうやろ
朝弱いはずの小泉が『先生が朝から食べへんってあかんやん』って
用意してくれていたもの…。
それは別にたまには自分でも用意できたもんやのに…
『あたしが好きでしてんねんっ♪』
『大谷は 新聞でも読んどいてー!先生は知識で勝負やろ』
小泉
オレの世話すんの嫌で出て行ったんか?
それとも他に理由あんのか?
言わんとわからんのはオレが鈍感な男やからか?
★★★
『いやー 大谷先生。この間は大丈夫でしたか?』
朝の職員会議が終わった時
1つ先輩の体育教師が声をかけてきた。
『あ…あぁ…』
『大谷先生 かなーり酔っぱらってましたよねぇー。
迎えに来たのって…たしか彼女さんですよね。
怒ってませんでしたか?』
えっ
怒ってないかと聞くという事は原因はこの間の飲み会?
『岡村先生…オレなんかしてたんですか?』
『えっ!!覚えてないんですかっ!!』
『はぁー がっちり覚えてないです…オレなにを…』
どんな事があったのか詳しく聞こうとした時
♪キーンコーンカーンコーン と無情なベルが鳴り響いた。
『おっ 授業だ。
大谷先生詳しい事は保健医の松田先生に聞いてください』
それだけ告げると後ろを向いてさっさと体育館へと去って行った。
『松田先生?』