存在価値⑧

授業が終わった後保健室へと向かった。

もちろん松田先生に飲み会での出来事を聞くためにや

放課後は職員室におる先生が多い中
松田先生は静かだからという理由で事務仕事を保健室で行っている

ノックをしてくださいという

プレートが下がっている部屋のドアを叩いて名前を名乗る

『松田先生　いますかぁ…大谷ですけど』

『やんっ　大谷先生♪どーぞ♪』

年齢不詳の松田先生は某アイドルのような声を出して入室を許可してきた

『珍しいですね　大谷先生がココに来てくれるって♪』

『えーあーちょっと聞きたい事があって』

『私に?』

『はい　この間の飲み会の事で…』

『あーあれね♪』

松田先生に促されて保健室に備え付けてある椅子に座る
オレのその姿を見て『生徒みたい』なんてゆったんは
軽くスルーしておいた。


『あの日　オレなんかやらかしましたか?』

『やらかしたかなんて…んー。どうかしら(笑)』

『もし迷惑とか掛けてたら…』

『迷惑じゃなかったわよ。大谷先生に甘えられるのって…』


へ…

えっ…　今なんてゆうたん?

『甘え…『そう　甘えてきたのよ』』

『誰が『大谷先生が?』』

『誰に『あ?た?し?』』


えーーーーーーーーーー!!!!!!!


誰か頼むから殴ったら完璧に痛くなるもんで
オレの頭を殴ってみてくれー!!!