I ★risa

昨日、のぶちゃんと久しぶりに電話した

『リサたち、相変わらずオール阪神・巨人なん？』

『んーー変わらんよ？あたしたちは♪』

はぁーーー。のぶちゃんは溜息をついた

『あんな、リサ・・・。』

『大谷君、待ってるんやで、リサの気持ち追いつくの』

『リサが一歩踏み出さんと、大谷君どうにもできんよ、きっと。』

『にゃによっ！のぶちゃんたら…またそんな・・・。』

『そんなやあらへん！』

なんてやり取りを数分した後、

『…大谷君、悩んでんで』

ｂｙ　中尾っち



・・・わかってる

わかってるよ、のぶちゃん・・・。

『今思てる大谷君を好きやと想う気持ちとは別の・・・もっと大切に想う気持ちや大切に想われてる事とか、きっとわかるで』

…そんなん考えられへん…

今以上にあたしがもっともっと、

大谷のこと好きになってしまうなんて

今かて考えられんくらい、大谷のこと好きやのに

これ以上の気持ちなんて・・・

そんなんきっと…気持ち持て余してしまう



そんなやりとりのあった後やから

今日はなんだか気恥ずかしい・・・というか、

妙に意識してしまう



なあ、あたしだけ見てて欲しいって思うんは　我侭やろか？

どんな表情も、あたしだけに見せて欲しいって思うのは・・・？

大谷以外に、そんなんなるなんて考えられへんよ



どうしよう・・・なんか・・・気持ちがとまらない・・・。




『大谷...』




胸元のシャツに手を伸ばして　しがみついてみた