夏休みっ

明日は　待ちに待った大谷との旅行♪

沖縄の青い空と海
そんでハブとマングースがあたしらを呼んでいる。

サーフィンして潜って…
美味しいもん食べて　飲んで　はしゃいで

わくわくすんねん。

さっきまで２人でそんな話してたのに…

『あかん　もー寝よっねよ』って大谷が言い出す

時計はまだ２１時を回ったところ
寝ろと言われて眠れる時間とちゃう。

『えー。いくらなんでもまだええやん。早いぃー』

反論すると

『アホか　はよ寝たらそんだけ　はよ明日が来る』
『へっ?』

いやいや大谷さん。
あたしらがいくら早く寝ても時間の速度がかわるわけないやん。

『ええから寝んぞ…オレは…』

なんてさっさと布団に入って行った。

そっか明日が楽しみでしょうがないんや。
だから起きてるよりはよ寝て…

子供っぽいとこあると思ってたけど２０歳超えた男子が…

まぁ大谷のこうゆうとこ好きなんやから…
って思うあたしはかなりの大谷病なんやろう

『大谷かわいっ♪』

呟いたら　寝はじめたはずの大谷からげんこつが飛んできた

『いたっなにすんのっ…』
『あんなぁ…なんではよ寝るかとゆうのはな』

『ゆーのは?』

『オレら大事な時はいつも遅刻するやろ。だからや…』
『あっ…』

『わかったら　さっさと寝る』

『あいっ』


なぁ明日晴れるとええな…
そんで…寝坊せんかったらええな…

さっさと寝息を立てだした大谷にささやいて隣に潜り込んだ。


END